「田中大臣の気まぐれには、振り回されっぱなしですよ。言っていることも機嫌も、特に理由もなく、突然、コロコロ変わるんですから。対応に困ってしまいます」
こう戸惑いを隠さないのは文科省の幹部のひとり。田中真紀子文部科学大臣(68)の「気分屋」ぶりが、文科省の官僚たちを悩ませている。10月中旬には、文科省が東日本大震災の復興予算を核融合研究事業などに使ったことを無駄遣いと指摘され、答弁に立った真紀子大臣は、苦しい言い訳を強いられた。
「大臣の答弁については事前に省の幹部が説明します。しかし田中大臣は、最初は熱心に聞いてくれているように見えても、説明が長く続くにしたがって『もっと要点をまとめて話しなさいよ』とだんだん不機嫌になります」(前出・文科省の幹部)
特に、自分の都合の悪いことや興味の薄い分野に関しては、集中力が続かないようだ。
「不機嫌そうに答弁の打ち合わせをしていた次の瞬間に、突然、機嫌がよくなって『ねえ、ちょっとあなた、今度みんなで熱海の温泉に行きましょうよ』と、官僚たちを旅行に誘いました。これには、思わず絶句してしまいましたよ」(別の文科省の幹部)
真紀子大臣は、思ったことをすぐに口に出さずにはいられないらしい。
「この田中大臣の不機嫌な言動がいつ大爆発するのか、省内ではヒヤヒヤしています」(文科省職員)
真紀子大臣の“不機嫌爆弾”は、いつ破裂するのか!?