10月25日、突然辞任を発表すると同時に、新党立ち上げ、次期衆院選への立候補を表明した石原都知事。妻の典子さん(74)も、夫からは何も知らされていなかったようだ。
「今回の都知事辞任も、奥さんには何の相談もなかったようです。会見後、自宅に帰った石原さんは奥さんに『そういうことだ、よろしく頼む』くらいしか言わなかったそうです」(石原家の知人)
突然の国政復帰宣言の陰には、長男・伸晃議員(55)の自民党総裁選での敗北があったといわれている。
「石原都知事は国会議員になったときから『総理になりたい』という執念がありました。自らが都知事に転身後は、その夢を伸晃議員に託していました。今回の自民党の総裁選で伸晃議員が勝利し、自民党総裁の座についていれば、次の選挙で総理になることも夢ではありませんでしたが……」(自民党関係者)
息子が総理になれないのなら自分が再び――。石原都知事は再び「総理に!」という思いを持ち始めたという。80歳での総理挑戦という“暴走”に家族の思いは?
「石原都知事の今回の発言に、奥さんや子供たちは『また、ですか……』という気持ちでいるようです。これから迎える選挙では、典子さんも協力していくことになるでしょうね」(前出・自民党関係者)
家族の心配をよそに、石原都知事は自らの夢に邁進している――。