「帽子をかぶって黙々と散歩する大塚さんの姿をお見かけすることはありますよ。復帰に向けて、体力づくりに励まれているみたいです」(近所の主婦)

10月1日、無事退院を果たした大塚範一アナ(64)。昨年11月に急性リンパ性白血病のため入院してから1年、テレビ復帰へ向けて、着々と動き始めているようだ。今年2月には、最愛の母が94歳で死去。また3月には、18年間務めた『めざましテレビ』からの卒業を発表。闘病生活は、試練続きだった。

「入院直後から抗がん剤を用いた化学療法を始めました。この時期は副作用で吐き気やめまいがして起きていられなくなり、ただ寝て1日が過ぎるのを待つという苦しい日々が続いたそうです。当初は今年8月末に退院する予定でしたが、退院まであと一カ月で退院というときに感染症や合併症を併発。2カ月間は命を失いかねない危険な状況だったそうです。大塚さんは『よく助かったなというのが実感』と語っていました」(フジテレビ社員)

大塚アナを支えたのは、ほかでもない『めざましファミリー』だった。

「退院直後、大塚さんは『めざまし』スタッフひとりひとりに電話をして退院を伝えました。大塚さんから突然、連絡を受けた生野陽子アナ(28)は嬉しくて号泣していたそうです。明るくふるまおうと務めていた大塚さん自身も、これには泣いてしまったと言っていました。すぐに大塚さんが『みんなでメシを食べよう!』と提案がありました。大塚さんが『めざまし』にいたとき、いいことがあっても悪いことがあっても、いつも『メシを食べよう』とスタッフを誘ってた。それをつい思い出してしまいました」(制作スタッフ)

そんな大塚アナがスタッフ以上に気にしていたのが、7年半も番組をともにした高島彩アナ(33)のことだ。5歳のとき、父親で俳優の竜崎勝(享年44)を亡くしたアヤパンは、大塚アナのことを父親のように慕っていたという。

「大塚さんをいちばん励ましていたのはアヤパンでした。メールを送ったのも、彼女がいちばん多かったと思います。また、大塚さんも彼女のことをとてもかわいがっていました。昨年10月20日に彼女がゆずの北川悠仁さんと結婚した際も、大塚さんが翌日の放送で“娘を嫁がせる父親”のように喜んでいたことが印象的でした」(前出・フジテレビ社員)

退院後、大塚アナは高島アナと“涙の再会”を果たしたという。前出のスタッフは話す。

「大塚さんが退院していちばん最初に会いに行ったのも、高島アナだったようです。大塚さんが鹿児島の霧島温泉旅行から帰ってきた数日後の10月下旬には、アヤパンとご主人の北川くんの2人に会ったようです」(前出・制作スタッフ)

『めざまし』スタッフと高島アナから力をもらった大塚アナ。だが、まだ病気は完治したわけではなく、一時的、あるいは継続的に症状が軽減された『寛解』状態。今後も経過観察が必要だという。それでも大塚アナはあきらめない。前出のフジテレビ社員はこう話す。

「大塚さんは『みんなの支えがあったからここまで来られた。感謝してもしきれないくらい。その恩返しをしなければ』と語ってました。強い意志を持ち来春復帰を目指していますよ」

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