11月9日、美元(33)とのドロ沼裁判に勝訴した高嶋政伸(46)。判決では「婚姻関係は破綻していると言わざるを得ない」「破綻した責任の多くが高嶋側にあるとは言えない」と高嶋の主張を全面的に認める形に。裁判費用も美元が負担することとなった。
高嶋と美元は、08年4月に結婚することを発表。しかし09年の8月には別居状態に。調停を重ねるなど協議を進めてきたが不調に終わり、昨年3月に裁判へ突入していた。今年6月に2人が法廷で対決した際、高嶋は美元が数々のストーカー行為に及んでいたと告白。しかし美元はあくまで“高嶋家の嫁”であることにこだわった。
気になるのが今後の美元の動きだ。判決に不服があるときは2週間以内に東京高裁へ控訴することになる。離婚裁判に詳しい、高橋早苗弁護士はこう語る。
「そもそも裁判になっている時点で修復不可能なほどこじれているわけで、一審で敗訴したからといって美元さんは引かないでしょう。感情のもつれや意地もあるため、一審の家庭裁判所で敗れても、二審の高等裁判所に控訴して争い、さらに上告して最高裁判所で争うこともあります。このような場合、受理されるかどうかの順番待ちで半年待たされることもあり、裁判になると2年から3年と長期化することもあります」
つまり裁判は、これまでの1年8カ月を含めると、5年近くにも及ぶ可能性があるというのだ。芸能人で最高裁まで離婚を争った事例といえば、沢田亜矢子(63)と元マネージャーだったゴージャス松野こと松野行秀氏(51)のドロ沼裁判が思い出される。
沢田は、松野が個人事務所の資金を横領していたことや、自身や長女娘に対してDV行為を行なっていたとして離婚を訴え『生き地獄だった』と証言。しかし松野は『事実無根』と反論するとともに、夫婦の合意のもとに撮影されたとするセックスビデオの存在をちらつかせるなど、裁判は泥沼化していったが……。
「結局、01年3月に最高裁で沢田さんが勝訴し、裁判は幕を下ろすかに見えました。しかし松野さんが今度は『事実無根の誹謗による精神的苦痛を受けたことで3000万円の慰謝料を請求する』と民事裁判を起こしたのです。最終的には示談で終わりましたが、沢田さんが受けたダメージは大きすぎました」(芸能関係者)
美元が本気で高嶋を追い詰めようとするなら、“ゴージャス松野流”のドロ沼法廷バトルが続くことになるのだ。