「百獣の王」を目指し、あらゆる動物との戦いをシミュレーションする男、武井壮(39)。『笑っていいとも!』でブレイクし、ラジオ、テレビのレギュラー番組が急増している。「家」というものを持たず、ほとんど眠らないという特異な人間。体脂肪率わずか6%という珍人は、初の著書『武井壮の目指せ!百獣の王〜人間vs動物のシミュレーションバトル実践編〜』を出すなど、今まさに旬の人だ。
彼はいったい何者?とにかく経歴が面白い。中学では野球部で1年生レギュラー。高校時代はプロボクサー目指してジムに通う。当時から体脂肪率は現在と同じ6%。神戸学院大学で陸上と出会い、”最短でチャンピオンになれる種目”と十種競技を始め、わずか2年半で日本一になった。
その後は一流アスリートのコーチをしながら、バラエティ番組に出演。プロゴルファーの宮里藍選手とテレビCMに出演したり、萩本欽一の野球チーム・茨城ゴールデンゴールズに所属したり。
「子供のころは、相撲取りになって横綱になるのが夢でした。勉強も運動も得意で、通知表はほぼオール5。小学生のときにはすでに、現在のトレーニング理論につながる勉強をしていました」
それにしても、ほぼ眠らないのはどうして?
「睡眠はトレーニングの後の仮眠がいちばんいい。だから、朝とか昼とか夜とか、そんなものは気にしないですね。もし毎日8時間も寝ていたら、30年間のうちの10年を寝ていることになる。もったいない!家を持たない理由は、寝たくないからなんですよ。でも寂しがり屋なので、1人になるのは嫌いです。Wi-Fi環境のない場所は無理ですね」
そんな武井の今の夢は『世界中の動物に乗ること』なのだとか。