「初めての美容整形は18歳。これまで9年間で100回以上の施術を受け、全部で1500万円以上をかけています」
そう語るのは、読者モデル出身で今やテレビでも引っぱりだこのタレント・上ノ宮絵理沙さん(27)だ。
小6で巻髪にルーズソックス姿で「ギャル」デビュー。中学では読モに憧れ、渋谷センター街に出没。中3でギャル雑誌の常連となり、ファンもできた。しかし紙面に写った自分の顔に納得ができなかったことからヒアルロン酸注入を決意。「何より低くて丸い鼻が野暮ったくていやだった」と語る上ノ宮さん。これが最初の美容整形だった。
そうなると次は別の場所が気になる。小顔のボトックス、顎をとがらせるヒアルロン酸…。毎回、新しいネイルに変えるようなウキウキした気分だったという。初めてメスを入れたのは、眼瞼挙筋短縮術という二重まぶた手術だった。顔の次はナイスバディを手に入れたい。痩身エステに200万円つぎ込んだ。だが、効果は感じられない。
「それで、二の腕に脂肪溶解注射を、太ももにはボトックス注射を打ちました。もも回りが52センチから40センチになりました。自分が思う美を手に入れるために突き進むのは、とても楽しかった」
22歳でアパレルブランドの社長にも就任。モデルとしての功績から、請われての代表取締役就任だった。「もっとおしゃれに、もっときれいに」という探求は止まらない。豊かな谷間を作るため、胸元にヒアルロン酸を注入。ネットテレビへの出演をきっかけに審美歯科にも挑戦し、ほぼ現在の姿に至る。
彼女が発信する赤裸々な施術の内容には「関係ない人に整形をすすめるな」「笑いを通り越して痛々しい」などバッシングも多く、ブログが炎上することもしばしばだという。そうした批判の声をどう思っているのか?
「ネットに書かれることで、知名度も上がるので『ありがとうございます』という感じ。それだけ私のブログも見てくれているのでしょう。人って、自分が知らないことは、批判したいのだと思います。その対象がたまたま整形であって、私だった。悪いことをしているわけでもないし、すべては私の自己満足です。でもそれが結局、仕事にも良い影響を与えていますから」
’10年には『炎上クイーン』という本も出版。テレビの出演依頼もとぎれることがない。
「包み隠さず話すことで、美容整形がそんなに批判されるものじゃない、ということを私は伝えていきたいと思っています。美しくあることは、女性として必要なことだと思うんです。スッピン、Tシャツ姿と、メークをしてきれいな服を来ているのでは、やっぱり相手の対応は違うんですよ。自分を優位にするためにも、欠かせないものだと思います」