プロレスラーに憧れ続けたサラリーマン男性が、大観衆の後楽園ホールで長州力と戦うというテレビCMを観た人は多いのでは。「キリンのどごし<生>」の「のどごし夢のドリーム」というシリーズ企画のそのCM、第二弾の収録が2月11日に行われた。
今回は、「もう一度バンドを組んでステージでドラムを演奏したい!」という、延真知子さん(会社員・主婦)の夢を叶える企画。東京・中野サンプラザでの、彼女の約20年ぶりのバンド生演奏披露のために、なんとTHE ALFEEの3人がバックバンドとして参加した!
およそ4万5千名の応募の中から選ばれた延さん。学生時代のガールズバンドメンバーに声をかけたがなかなか集まらなかったそうで、キーボード担当だった女性が唯一参加。2人は、本番までの約2カ月間、会社や家庭で精一杯だった毎日にバンド活動まで、という忙しい生活を送ったそう。
THE ALFEEの坂崎幸之助は、2人の主婦について、「最初は全然叩けてなかったし弾けてなかった。何度か一緒に練習したが、この本番がいちばんよかった」と大絶賛。「家庭を持ちながらこれだけのことはなかなか出来ない。これも夢を叶えるためのやる気ですね」と桜井賢も二人の頑張りを褒め称えたが、「でも本番でいちばん足を引っ張ったのはあなたでしょ!」と高見沢俊彦の突っ込みも。本番の冒頭で桜井がイントロ部分を飛ばしてしまい、いきなりNGを出すというハプニングがあったのだ。
主婦2人にとってTHE ALFEEは学生時代からの憧れのバンド。「(当時は)ライブは敷居が高く、コピーするにも難しすぎて」と感じていたという、彼らと一緒にステージに立った夢のような体験に、「人生で一番幸せな瞬間でした」と感無量の様子だった。
「生きていれば必ずいいことありますよね。僕達がビートルズやローリング・ストーンズなんかと一緒に演奏するようなものでしょう」と高見沢も感動を共有。
観客約1,800名を集めて行われたこのドリームライブCM、3月より一般オンエアーされる。
(撮影/高田崇平)