2月14日、米国の病院で亡くなった鈴木杏樹(43)の夫で外科医の山形基夫さん(56)の葬儀・告別式が都内で営まれた。前日の通夜には2000人の弔問客が参列したという。そのときの杏樹の様子を、別の弔問客が語る。

「焼香台の前に、杏樹さんは座っていました。口紅もつけず、真っ白い顔で憔悴しきった姿でした。杏樹さんには子どもがいませんので、これからは1人で生きていかなければなりません。山形さんのご家族からは『あなたはこれからもずっと基夫の妻ですから。よろしくお願いしますね』と優しく励まされ、杏樹さんは涙を流し頷いていたそうです」

通夜には、杏樹が出演中のドラマ『相棒elevem』(テレビ朝日系)の仲間も駆けつけていた。主演の水谷豊(60)や成宮寛貴(30)、川原和久(51)などがスタッフらと涙を流した。

「ご主人の訃報を知った直後、すぐに水谷さんは杏樹さんに連絡を取ったようです。お通夜も、水谷さんが『みんなで行こう!』と言って、スタッフと主要な出演者を集めて参列しました」(番組関係者)

現在、『相棒』の撮影も佳境に入っている。先日、最後の撮影スケジュールが出たというが、水谷は杏樹を気遣ってある提案をしていたという。

「水谷さんが『彼女はまだ気持ちの整理がついていないと思う。だから、彼女が登場するシーンは最後に撮影しよう』と訴えたんです。当初はもう少し早く彼女の出番があるはずでしたが、撮影最終日である2月末に行われることになりました。水谷さんの提案に異を唱える人は誰もいませんでした」(番組スタッフ)

5月からは映画版の新作がクランクインするという。

「映画版にも杏樹さんは出演しますし8月からはドラマの新シリーズの撮影も始まります。これだけ長くいるとみんな家族みたいになりますからね。いい意味で1人になる時間はあまりないので、みんなで『彼女を励まして頑張ろう』と言っています」(前出・スタッフ)

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