3月7日の朝、自宅前で尾上菊之助(35)を送り出した新妻・瓔子さん(30)。2人が前日から暮らし始めたのは、父・尾上菊五郎(70)と富司純子(67)が1~2階に住む2世帯住宅だ。菊之助夫妻は3階に住んでいる。
「瓔子さんの“おかみさん修行”は挙式翌日の27日に青山葬儀所で行われた市川團十郎さんの本葬から始まっていました。瓔子さんは菊五郎さん夫妻について、菊之助さんとは別々に入りました。姑の富司さんは、葬儀にはどういった着物を着ていけばいいのか、ということから、ご挨拶を忘れてはいけない方、お悔やみの言葉まで、丁寧に教えていたようです。瓔子さんは夫妻の後について、ずっと頭を低くしていました」(歌舞伎関係者)
今月2日、初日を迎えた菊之助の出演する『三月花形歌舞伎』。この日は瓔子さんの“おかみさんデビュー”の日でもあった。
「瓔子さんは前日に行われた通し稽古にも富司さんとやって来て、1階のいちばん後ろの席で並んで見ていました。この席は“おかみさんたちが座る席”なんです」(歌舞伎関係者)
翌日の初日の昼の部のロビーでは、菊之助さんたちの後援会『音羽会』の面々に、富司は瓔子さんを連れて、しっかり挨拶をしていたという。
「ご贔屓さんの顔と名前を覚えることもおかみさんの大事な仕事。富司さんは事前に新年会に出席した方々の写真と名前を瓔子さんに渡したうえで、当日、改めて丁寧に双方にご紹介していました」(前出の歌舞伎関係者)
料理にはそれほど自信がないという瓔子さんに、富司は嬉々として“音羽屋の味”を教え込んでいるという。
「意外なようですが富司さんの料理の腕前はプロはだし。都内で彼女のお兄さん夫婦が飲食店を開いているほどなんです。最高級のオリーブオイルを使ったラタトゥイユとかチキンのフリカッセなど、凝った洋食も教えているようです」(前出・歌舞伎関係者)