5月中旬の午後、都内の住宅街を歩く男性2人連れの姿があった。犬のリードを持つ男性は大沢樹生(44)だ。前妻・喜多嶋舞(40)との間に設けた長男・Aくん(16)と、二匹の愛犬の散歩中だった。

一見すると仲のよさそうな父子だが、Aくんは昨年10月、『週刊文春』の「僕はパパに殺されます」と題された記事で、大沢から壮絶なDVを受けたことを告発している。
その内容は、「ぶっ殺すぞ!」と脅されたり、日本刀を突き付けられたりした、という衝撃的なものだった。
 
あれから8カ月、父子の関係は修復することができたのだろうか。近所の住人が語る。
「ふだんは大沢さんか奥さんのことが多いですが、最近は息子さんも一緒に犬の散歩をしているのを見かけますよ。息子さんは学校には通わずにアルバイトをしているようですが、あんまり続いていないんじゃないかしら……」

Aくんの同級生の保護者によれば、大沢は再婚した妻・Bさんと一緒に、深夜までAくんを探し回っていたという。“父子の絆を、もう一度取り戻したい”という願いが叶い、同居にこぎつけたようだ。父子散歩をみかけた翌日、本誌は現在の家族の様子を聞こうと、仕事に出かける大沢を自宅前で直撃した。

記者が声をかけると、驚いた表情をみせたが、問いかけに応じてくれた。
――息子さんとの仲は修復されたのですか?
「息子とはずっと一緒に暮らしていますよ」

――最近は衝突はない?
「思春期で荒れたり、反抗期だったり、誰でも通る道じゃないですか。当然彼もそこから脱してくれると信じています。親として彼をしっかり導きたいと思っていますよ。
過ちを繰り返さないように、きちんと話し合っていきたいです。温かく見守っていただければと思います」

もう息子との絆は絶やさない――。去っていく大沢の横顔には、そんな決意が垣間見えた。

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