写真集『G 郷ひろみ』をリリースしたスーパースター・郷ひろみ(57)が、その発売記念インタビューに応えてくれた。まず「あまりにかわらないので、驚きました」と感想を伝えると……。

「みなさん、褒め言葉としてそう言ってくださいますが、そんなことはないですよ。確実に変わっていると思います。トレーニングもずっと続けているので(胸板や二の腕をさわりながら)ここら辺なんか、昔より明らかに大きくなっています」

 写真集の表紙を飾るセミヌードをみれば、日ごろの鍛錬の成果が一目瞭然だ。

「変わらないようにみえるということは、僕なりに一生懸命、時代の変化についてきているからなんです。僕たち歌手は変化についていかなければ、すぐに過去の人になってしまう。変わり続けているからこそ、僕はなんとかここにいられるのかも。変化のない人間には、成長がないから」

 つねに挑戦し続ける郷の姿勢は、この写真集が始めての台湾で撮影されたことにも表れている。カメラマンは香港人のジミー・ミン・シュン。

「ジミーは、自分の撮りたいものがはっきりしていて、妥協がなくてよかったですね。僕に引っ張られるんじゃなくて、自分自身が引っ張っていくというのが。安心して任せられたので、いいものが撮れているんじゃないかな」

 以前「郷ひろみが(本名の)原武裕美に戻るのは1日に5分だけ」と冗談交じりに語っていたが、現在「ひろみ」と「裕美」の関係性はどう変化したのだろう。

「もう『郷ひろみ』も『原武裕美』もないですよ。それは、他人に見られていようが、いまいが、変わらないでいるほうがラクだと知ったからです。僕は化けの皮が剥がれるっていうのがいちばん嫌なんです。僕は形から入るタイプなんです。運動もそう。『こういう体になったらモテる!』と思って、始めたようなものですよ。きっかけはなんだっていい。たかが運動なんだけど、僕的には精神が鍛えられましたからね」

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