6月24日に最終回を迎えた、高視聴率ドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)。劇場版第2弾となる映画『真夏の方程式』も現在公開中だ。プレミア上映会では、共演の吉高由里子が「気さくで撮影後半は冗談しか言わなかった」といえば、福山は「セクハラまがいのフルスイングをね」と応え、会場を沸かせていた。
そこで、これを読めば映画『真夏の方程式』がより楽しめる、『ガリレオ』トリビアを紹介。これほどまでに多くの人たちから愛される『ガリレオ』の秘密とは?
【主人公・湯川学は実は佐野史郎が想定キャラだった】
原作者の東野圭吾いわく、じつは佐野史郎をイメージしたキャラクターだそう。その証拠に(?)小説版のシリーズ第1作『探偵ガリレオ』の巻末解説は佐野史郎が担当しているのだ。
【名台詞「実に面白い」。実は原作小説では出てこない!】
持ち込まれた事件に湯川学が興味を示したときに発する口癖「実に面白い」&「実に興味深い」。実はこれ、原作小説の中では出てこない。同様に、解明できない事象に遭遇したときに飛び出す「さっぱりわからない」というセリフも、ドラマ版だけの設定。
【方程式を書かずに謎を解決した唯一の事件とは?】
あの印象的なシーンが唯一登場しなかったのが、シリーズ映画『容疑者Xの献身』だ。湯川は自分の中で全ての謎が氷解したとき、頭の中を整理するため、所かまわず数式を書きまくる。だが実はこれもドラマだけの演出で、原作には登場しない。『容疑者Xの献身』は、原作にほぼ忠実に映画化されているため、方程式シーンも登場しなかったのだ。
【『容疑者Xの献身』犯人(堤真一)は原作では小太り設定】
犯人・石神哲哉は、原作では丸顔で、髪の毛も薄く、元柔道部でずんぐりした体形だ。この石神を映画で演じたのが堤真一。原作のイメージとはかけ離れていたものの、髪形やヒゲ、猫背で感情を出さないしゃべり方で、さえない中年男を見事に演じきった。