結成35周年を迎えた日本の国民的バンド・サザンオールスターズ。活動再開後初の新曲『ピースとハイライト』の売れ行きも絶好調で、全国5カ所をまわる復活ツアーも精力的に行っている。8月31日には地元、茅ヶ崎での公演が決定。そんなサザンのデビュー時から現在までのあまり知られていないトリビアを、クイズ形式で紹介!
【Q・桑田が『桑田佳祐の音楽寅さん〜MUSIC TIGER』内の企画で、慰問のために訪れた刑務所は?】
A・網走刑務所。桑田が初めてレギュラーで司会を務めた音楽バラエティ番組内の企画で『網走刑務所慰問ライブ』を行い700人の受刑者を前に演奏した。
【Q・’79年に発表の名曲『いとしのエリー』は、桑田が誰に向けて作った曲?】
A・姉。桑田は’08年に亡くなった姉・岩本えり子さんが聴いていた音楽などに強い影響を受けて育ったという。
【Q・桑田が多大な影響を受けたフォークシンガーは?】
A・吉田拓郎。桑田は吉田に多大な影響を受けており、サザンの楽曲にも『吉田拓郎の唄』があるほど。
【Q・メンバー全員で抗議活動を行うことになった原由子の放送禁止曲は?】
A・『I Love Youはひとりごと』。’81年に原がリリースしたこの曲の歌詞に公序良俗に反する単語が使われていたため、放送禁止となった。サザンのメンバーはビクターの持ちビル(現・ビクタースタジオ)とキデイランドの屋上で抗議のライブを行い、警官隊が出動する騒ぎになった。
【Q・サザンのメンバーの中でソロデビューがいちばん遅いのは誰?】
A・桑田佳祐。意外なことに’87年10月にシングル『悲しい気持ち』をリリースした桑田がいちばん遅い。ちなみにほかのメンバーでは原由子がいちばん早く(’81年4月)、次いで大森隆志(’82年2月)、松田弘(’83年5月)、関口和之(’86年2月)、野沢秀行(’86年4月)の順番でソロデビューを果たしている。
【Q・黒柳徹子のことを、桑田は『○○○○』と呼ぶ】
A・お母さん。サザンが歌番組『ザ・ベストテン』(TBS系)に初登場したとき、司会を務めていた黒柳が桑田のパフォーマンスを見て驚き、この青年に何か問題があってはいけないと黒柳みずから芸能界の母親であると言いだしたのがきっかけ。
【Q・アルバム『KAMAKURA』のレコーディングにかけた時間は何時間?】
A・約1,800時間。’85年9月14日に発売されたアルバム『KAMAKURA』。多忙なスケジュールをこなしながら’83年冬からレコーディングを開始。仕事の合間を縫っての製作になってしまった。しかし妥協を許さないサザンはアルバムすべての曲を2〜3通りのバリエーションで製作したため、2年がかりに。
【Q・長男を妊娠中だった原が、レコーディング機材を自宅へ持ち込み、ベッドで録音した曲は?】
A・『鎌倉物語』。おなかに負担をかけないようやさしく声を出したとか。この曲は原がメインボーカルを務める代表曲のひとつで、’85年に発売されたサザン8枚目のオリジナルアルバム『KAMAKURA』に収録されている。
【Q・’82年の『NHK紅白歌合戦』で桑田がモノマネをした大物演歌歌手は?】
A・三波春夫。桑田は派手な着物と顔は白塗りといった格好で、『チャコの海岸物語』を演歌調で熱唱した。
【Q・100メートルのナマズ。10メートルのミミズ。1メートルのセミ。野沢秀行がその存在を認め、力説する生き物はどれ?】
A・すべて。野沢いわく「アルゼンチンに100メートルのナマズがいる」「琵琶湖に10メートルのミミズがいる」「ブラジルに1メートルのセミがいる」とのこと。野沢はウソをついているとほかのメンバーにからかわれているが、本人はいたって本気。