8月27日、舞台『真田十勇士』の制作発表会見が行われ、歌舞伎俳優の中村勘九郎(31)、俳優の松坂桃李(24)らキャスト陣と、堤幸彦監督が登壇した。同舞台は戦国時代に活躍した“忍び”の精鋭集団「真田十勇士」を描く。
堤監督はキャスト陣にいきなり「これだけは言っておきます、大変です」と宣言。これには座長の中村も「落ち込んでいます」と苦笑した。
記者から「誰がいちばん“忍び”に近い?」と聞かれると、中村は「役者はみんな忍びかもしれません。自分に厳しいので、マゾしかいません」とコメントし、松坂も「僕も自分に対してSだと思います」と共感した。堤監督は「名言です。僕は“サドになれ”ということですね」と話し、笑いを誘った。
また、前日の26日に膵臓腫瘍のため『九月大歌舞伎』を休演し、入院を発表した坂東三津五郎(57)について、記者が「心配ですよね」と質問。中村は「それはもちろん。1カ月一緒にやって、そのときは隣で元気でしたから」と稽古風景を振り返った。
(撮影/鈴木鍵一)