処女小説『浅き夢みし』を出版し、多才ぶりを発揮している、モデルの押切もえ(33)。
これまでウエディングドレスやストッキングなどもプロデュースしてきた押切だが、昨年2月には、東京・目黒区内に、自身が総合デザインを手がけた7階建てマンションを1棟まるまるプロデュース。だが竣工から1年半、このマンションでトラブルがーー。彼女がこだわった白大理石の外壁が、早くも黒ずんで台無しになっているというのだ。
9月上旬、現地に行ってみると、オレンジ色のタイルがひと際目立つ建物が。押切のマンションだ。入り口外壁部分の白大理石部分は、近づくまでもなく全体的に黒ずんでいるのがわかった。じつはこの“黒ずみトラブル”は、設計段階から危惧する声が上がっていたという。ならば、なぜーー?
「天然の白大理石は非常にデリケート。外壁には使わないのが建設業界の常識です。石材業者は、押切さんの案に反対して、花崗岩など他の石材を候補に出したんですが、却下されました」(建設関係者)
この建設関係者に、マンションの現状を写真で確認してもらった。
「ああ、やはり…。この汚れはもう完全には落ちません。今後はもっと黒ずむでしょう」
今回のトラブルを、押切自身はどう受け止めているのか。所属事務所に確認すると、
「マンションの外壁を白にしたいというのは押切の希望でしたが、白くすることで後で汚れるからやめたほうがいいという注意を事前に受けたことはありません」
押切自身を象徴するようなピュアな白大理石が、残念なトラブルを招いてしまったーー。