10月26日、ホテルオークラ東京で記者会見を開き、自身の冠番組『みのもんたの朝ズバッ!』および『みのもんたのサタデーずばッと』(ともにTBS系)の降板を発表したみのもんた(69)。
次男・雄斗容疑者(31)が起こした窃盗未遂事件の責任をとっての決断だった。本誌インタビューは会見前々日の24日に行われたが、今後の人生など、記者会見でも話さなかった胸中を、150分にわたって本誌に明かしていた。

「本当に馬鹿な息子ですよね。奴は、日本テレビを諭旨解雇になって、すべてを失いました。子供たちはまだ2歳と0歳なのに。2番目の子供が生まれたのは、実は……(9月11日に)逮捕された次の夜です……。あの馬鹿がッ!」

 次男の妻に対して申し訳ないという気持ちも強いのだろう。みのの目には、涙がにじんでいた。
「(次男の)嫁がけなげでね。たまに僕が電話をしても声のトーンを高くしてね。努めて明るくしてくれていますよ。いい女房をもらったなと思います。孫が生まれたときも彼女から直接、電話をもらいました。『今、生まれました』『……あぁ、よかったね』、申し訳なくて、それだけ言ってあげるのが精いっぱいでした。
この2カ月は、本もずいぶん読んだなぁ。こんなに読んだのは初めてです。ほかにやることがない(苦笑)。たくさん感銘をうけました。活字で叩かれましたが、感銘を受け、勇気づけられたのもまた活字でしたね。本で刺激を受け、行きたいところがいろいろ出てきた。まず、ユダヤ人の強制収容所のあったポーランドのアウシュビッツ。それから極東のウラジオストック、そこからシベリア鉄道にも乗りたいですね。あとはコロンブスがインドだと思いこんだ西インド諸島も行きたい。
父は91歳まで酒は現役でしたが、仕事は80歳で辞めました。僕も80歳まで働くと思うと、あと10年ある。今回の騒動で僕はゼロになりましたが、ラストスパートの10年の前に、神様が与えてくれた試練とチャンスだとも思っているんです」

2つの番組を降板したみのだが、すでに新たな目標も生まれていた。

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