『CHA-CHA-CHA』『ランバダ』などのヒット曲で知られる歌手の石井明美さん(48)が、この春ひそかに再婚をしていた。
石井さんは1991年に結婚し1男をもうけたものの、2年後に離婚。それから20年間、シングルマザーとして子育てと歌手活動を両立させ奮闘してきた。そんな彼女の再婚相手は、石井さんより3つ年下で料理人の大渕氏(45)。
3年前、友人と行った店で料理長を務めていたのが最初の出会いだった。声をかけたのは石井さんで、すぐにふたりで飲みに行くなど、気の置けない友人関係になったという。そんな友人が特別な人へと変わるきっかけは“おでん”だった。
「飲みに行く約束をしていたんですが、私は二日酔い、彼はカキにあたって、お互い体調が悪かったんです。そのとき、食べたかったのが偶然ふたりともおでんの大根だったんです(笑)。具合が悪いときに食べたいものが同じっていうのが、なんかいいなって」(石井さん・以下同)
彼に作った最初の手料理は、コールスロー。これが運命の糸を手繰り寄せ、再婚に向かわせたポイントだった。
「コールスローを作ったら、『これ、俺の大好物なんだよ』って。フレンチドレッシングと塩、こしょう、マヨネーズをあえただけなんですけど、彼が好きな味だったみたいで。料理人に料理を出すのは勇気が要りましたけど、彼はいつも“おいしい”と言ってくれるので、うれしいです」
プロポーズや結婚式は?
「それが、いつ言ってくれるのかなって、いまだにプロポーズ待ちです。結婚指輪ももらってません。この後、サプライズ的になにかあるのかなと期待してるんですけどね(笑)。式もしない予定ですが、彼は、初婚なので写真だけは撮ろうかなと思っています」
入籍の話もおもしろい。
「ある日、彼から、入籍の日を決めたよって言われたんです。ふたりともお酒が好きだから、4月8日の“よっぱ(らい)の日”にしたって。でも当日、私はライブの予定が入っていて、彼ひとりが婚姻届を出しに行くことになったんです。それが結構、ふたりで届け出に行くみたいで、あとから彼に『俺ひとり、おひとりさま入籍だった』って言われちゃいました(笑)。彼は仕事で帰りが遅いですが、帰宅後は一緒に晩酌をしながら、かぼちゃの上手な煮方や飾り切りの仕方など、プロの技を教えてもらっています」