演歌界に彗星のごとく現われた謎のゆるキャラが、11月13日にシングル『さよならは涙に』でデビューした新人演歌歌手の徳永ゆうき(18)。演歌と鉄道が大・大・大好きという昭和のレトロ感と、一度見たら忘れられない笑顔で、今、世のおばさま方から注目を集めている。
「“旅立ち”をテーマにした歌なのと、歌いだしが『港風浴びて〜』という歌詞なので水兵さんの格好に(笑)。僕も初めてこの衣装を見たとき、コスプレみたい!って驚きました。胸ポケットに入っているのは、“カピやん”。所属事務所の社長に『カピバラに似ている』って言われたのがきっかけで、僕のイメージキャラクターになりました(笑)」
昨年3月、高校2年生のときにNHK『のど自慢2012チャンピオン大会』でグランドチャンピオンを獲得。大川栄策の『はぐれ舟』を熱唱する徳永の抜群の歌唱力は、審査員たちをうならせた。
「家族みんな演歌が大好きで、よくカラオケ喫茶に行って歌っていたんです。最初は、父の歌をマネして歌っているうちに、自然とこぶしも回せるようになりました。学校の友人とカラオケに行っても演歌しか歌わないので、“おっちゃん”と呼ばれていました(笑)。北島三郎さんのような老若男女から愛される歌手を目指して頑張ります!」
祖父と両親が奄美大島出身の徳永。デビュー前夜祭には島の女性部が駆けつけ「ずっと追いかけて応援します」とエールを贈ったそうだ。