浅丘ルリ子さん(73)は満州国新京市(現中国・長春市)で生まれた。父は大蔵省(現財務省)の高級官僚で、浅丘さんは4人姉妹の次女。’55年、14歳のときに『緑はるかに』で映画デビュー。以来、映画、ドラマに数多く出演し、現在は舞台を中心に活躍している。

「私はこれまで158本の映画に出演してきましたけど、(小林)旭さんとは42本もご一緒しているんです。共演が多かった(石原)裕次郎さんでも37本ですから。旭さんとの出会いは私が主演の映画『絶唱』(’58年公開)でしたけど、それから“日活ゴールデンコンビ”としてくる日もくる日も共演が続いて、365日一緒じゃない日
がないくらい一緒でした。ですから、ごくごく自然に相思相愛の仲になりました」(浅丘さん・以下同)

 先日、初の自伝『女優 浅丘ルリ子 咲きつづける』(主婦の友社刊)を出版。この中には小林旭(75)との恋愛がつづられている。

「これはあとで聞いた話ですけれど、旭さんは、私の父をご自宅に招いて、旭さんのお父さまと3人で食事しながら『お嬢さんを嫁にください』と頭を下げたそうです。しかし、父は『いや、嫁にやるわけにはいきません』と。当時私はまだ二十歳そこそこでしたからね」

 もしその場に居合わせたら、「お父さん、お願い。旭さんと結婚させて」と言ったかもしれないくらい、彼のことを好きだったという。

「ただ、私は当時から女優という仕事をずっと続けていきたいと思っていたし、当時は女優に限らず仕事をしている女性は、結婚したら家庭に入るのが習わしというか、そういう時代でしたから。大好きな旭さんでも、結婚には踏み切れなかったと思います」

 結局、小林との関係は自然消滅という形で終わりを迎え、それからは仕事で一緒になることもなく没交渉となった。ところが、7~8年前に九州からの飛行機の中でばったりと会い、「多くの人たちに見られているのも忘れて抱きついちゃいました(笑)」。それがきっかけで、小林の芸能生活50周年のコンサートにゲスト出演をし、今年は一緒に、舞台で全国を回った。

「2人で昔話をしていると、50年前の感情が少しずつ蘇ってきて……。旭さんは元女優の奥さまと結婚されて、仲むつまじく暮らしていらっしゃいますけど、今でも大好きです」

 来年、浅丘さんは芸能生活60周年を迎える。いま、恋愛はしているのだろうか?

「もちろん今でも“恋愛”はしています。現在、お付き合いしている方が3~4人。40代の方が多いですけど、映画や舞台を見にいったり、食事に行ったりしています。心ときめく人がいると楽しいし、仕事をやるにしても張り合いが出ます。そして、何よりも『きれいでいたい』と思います。若さを保つには、『きれいでいたい』と思うこと。これがいちばんね」

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