「私も毎朝『ごちそうさん』を楽しみに見てますけど、ホンマ、あれは関西独特のいけず小姑やなと思いますわ。いじわるはまだかわいいほう。『いけず』は刺すような痛みを伴う、氷のように冷たいイジメなんです」

 こう話すのは、関西の人気占術家・婆羅門さん。NHKの朝ドラ『ごちそうさん』で、出戻りの小姑・和枝が、東京から嫁いできた弟の嫁・め以子をいびりぬく。だが本誌にも、『ごちそうさん』を超える“いけず小姑”のエピソードが、関西在住の読者から大量に届いているのだ。

【「追い出す」連発小姑】
夫の実家は京都で小さな店をやっている。舅は亡くなり、姑と出戻りの小姑が家を切り盛りしているが、正月やお盆に私たち家族が行くたびに、ちょっと朝遅く起きると「こんな寝坊してあんた、よく追い出されませんな」。少しテレビを見ていると「あんた、横着者やな、昔なら追い出されてましたわ」と、すぐに「追い出す」を口にする小姑。

 自分は離婚で嫁ぎ先から追い出されたのかもしれないが「追い出す」が口癖なのには驚き(Cさん・42)。

【家中に白線を引く小姑】
 3年前、大阪に夫が転勤になり、夫の両親と嫁いでいない姉が住んでいる実家に家族3人で同居。実家は旧家で10部屋もある大きな家。子供ものびのび暮らせると思ったら、庭から家の中まで、ビニールテープで1本の白線が引かれてある。

何かと思ったら、「家の半分は私がもらう約束。だから境界線を引いてあるんや。後からきた泥棒猫に取られたらかなわへんからな」と、小姑。2カ月で、別のマンションに引っ越した(Eさん・35)。

【甥を洗脳する小姑】
 長男は来年受験。公務員志望で経済学部に進むはずが、急に医学部に進路変更した。じつは近くに住む小姑夫婦には子供がおらず、息子は小姑から年中こう言われていた。

「将来、あんたは両親と私たち夫婦の4人の面倒をみるんやから、収入の多い医者にならなあかん。毎月、小遣いあげるさかい、がんばりや」。息子は浪人覚悟でその気になっている。もし合格したら、医学部の膨大な学費は親の負担になってしまうのだが……(Fさん・50)。

【SEXカレンダー小姑】
 夫の両親と同居し3年。今年の夏に夫の姉が離婚し出戻ってきた。部屋は2階の隣。ある日、姉の部屋に入るとカレンダーの何日かに×のマークがあった。そのマークと夫婦が愛し合った夜が重なる……。

 そしてとうとう小姑が、「ずいぶんお盛んやな。おかげで眠れへん」「のぞいてるんですか?」と詰問すると、「のぞかなくても聞こえてくるわ。あんまり声が大きくて」。それ以来、夫とはセックスレス。離婚検討中(Gさん・29)。

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