1月13日夜7時過ぎ、東京・港区内にある高級フレンチレストラン前に、高級外車が横づけされた。運転席から降りてきたのは、水谷豊(61)だ。彼は助手席側にすばやく回ると、さっとドアを開け、満面の笑みを浮かべて手を差し伸べた。ドラマ『相棒』さながらの身のこなしに、行き交う女性たちが立ち止まって見とれている。

 降りてきたのは、妻・伊藤蘭(59)だった。水谷が完璧なエスコートを見せたこの日は、伊藤蘭の59歳の誕生日。

「26歳のとき、『熱中時代』でブレイクした水谷さんですが、00年に『相棒』が始まるまで、作品に恵まれない時期が続いていました。伊藤さんとは’89年に結婚。彼女は身重になっても、水谷さんを支え続けました。その恩を水谷さんはいまだ身に染みて感じ続けているんです。彼女の出ているテレビや舞台は必ず見ているし、単に妻としてだけでなく、伊藤蘭の一ファンでもあるんですね。妻の笑顔さえあれば何ごともうまくいくと、心から信じているんです」(スポーツ紙芸能担当デスク)

 この日はレストランに、ひとり娘で女優の趣里(23)も駆けつけていた。家族水入らずの誕生日を祝う3人の様子を、居合わせた客は、こう話す。

「3人は、とても楽しそうに笑顔でお話しされていましたよ。“今度お休みになったら、フランスへ旅行に行きたい”と盛り上がっていました。女性2人は赤ワインをグラスで、水谷さんはペリエを召し上がっていました。終始笑いの絶えない、とても華やかなお席でしたね」

 3時間以上も盛り上がった“家族デート”の誕生会。店から出てきた水谷の手には、ひと足先に趣里が持ち込んだ2人からの誕生日プレゼントらしき白い紙包みが2つ提げられていた。伊藤の代わりに荷物を持ち、最後まで献身的な“ナイト”に徹していた水谷。その姿には、“相棒”への感謝と愛があふれていたーー。

関連カテゴリー:
関連タグ: