「パチンコ打ってるところなんで、ちょっと待ってくださいね、外に出るから……。
……カミさんに代わってもらったから大丈夫! 彼女もパチプロなんですよ」

 電話で取材に応じてくれた久保田篤(54)は、九州のパチンコ店で“仕事中”だった。野々村真(49)、羽賀研二(52)と3人で、『笑っていいとも!』の初代いいとも青年隊に抜擢された久保田。第1回から85年3月まで2年半、番組初期を支えた。

 久保田は青年隊を卒業後、タレントとパチプロを兼業し、現在は大分県別府で暮らす。
「3年前から、妻と僕の母の3人で別府に住んでいます。パチンコの稼ぎで買った埼玉の自宅を売り、温泉付きマンションを購入しました。俺にとってパチンコは、遊びじゃなくて仕事。店で、『久保田篤だ』ってバレることもありますが、営業みたいになって店側はむしろ喜んでくれてるみたいです (笑)」

 そんな彼にとって、『いいとも』終了は、「母校が廃校になる気分」だという。
「電車通勤でしたが、朝10時のスタジオ入りに1分でも遅刻すると“正座の罰”。角材を太ももの下に挟まれるときもあったから、痛くて! 本番直前までそうしているので、お客さんはそれを見て笑っていましたね。僕や研二は遅刻の常習犯でした」

 記念すべき初回に、大失態をやらかしたという久保田。
「いきなり放送禁止用語を使ってしまったんです(笑)。直後に、タモリさんが落ち着いて『不適切な表現がありました……』と、謝ってくれて。2,3日後に始末書を書かされましたね」

現在の収入は、出演当時に比べ増えたそうだ。
「今のほうが断然いいですね。当時、僕のギャラは月給制で15万円でしたから。いまは、毎日温泉に入って健康だし、365日パチンコの最高な日々ですね!」

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