3月18日の、NHK連続テレビ小説ヒロインバトンタッチセレモニー。『ごちそうさん』で主演を務めてきた杏(27)と、新ドラマ『花子とアン』に主演する吉高由里子(25)が顔を揃えた。
「いつかは『杏からアンへ』っていわれるんだろうなと想像していたけど、実際に終わるとなると不思議な感じ」と話す杏。
恒例の花束とプレゼントの交換で、杏が吉高に贈ったのは大粒のいちご。『ごちそうさん』第1週のタイトルが「いちご一会」で、食いしん坊の主人公・め以子が初めて人に食べさせたいと思ったのが、当時の日本ではまだ珍しかったいちごだった。
「転がり落ちたら縁起悪い」といっていちごを頬張った吉高、「甘くてこんなに大きないちごは今年初めて!」と笑顔を見せた。そして、「いつもたくさんの本を持ち歩いている杏ちゃんに」とブックカバーをプレゼント。これは、『花子とアン』主人公のふるさと・山梨に伝わる「甲州印傳」「甲斐絹」を生地に使った一品。ここに原案本の『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』をしのばせた。
『花子とアン』は『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子の明治・大正・昭和にわたる波瀾万丈の生涯を描いた物語。
「いいスタートが切れそうです。同じ時代の話でも、うちは貧乏なので『ごちそうさん』の食べ物をまわしてほしいくらい」と、吉高は笑いを誘った。
放送は31日から。全156回を予定している。