大物お笑い芸人たちが一堂に会した“奇跡の共演”を実現して、瞬間最高視聴率33・4%をたたき出した、3月31日夜の生放送『笑っていいとも!』最終回特番。
「早く酒飲みたい!」というタモリ(68)のひと言で、23時過ぎに番組が終了すると、深夜0時からお台場のホテルで打ち上げが行われた。最終的にタモリが帰宅の途についたのは、空も明るくなった午前7時過ぎだった。
実はこの打ち上げ、翌4月1日の夜にも、場所を変えて、前代未聞の“二夜連続”で開催された。この日も最後まで付き合ったタモリは、自宅に帰り着いたのは翌朝7時半ごろ。さすがに二日連続での深酒に、タモリも帰宅後は爆睡だろうと思われたのだが……。
それからわずか2時間後の4月2日午前10時半過ぎ。タモリ邸を訪れた本誌は、ひと組のカップルの来訪に出くわした。それはネプチューンの名倉潤(45)と、豪華な花束を手にした渡辺満里奈(43)の夫妻だった。
2人がタモリ邸から出てきたのは、約5時間後。タモリがニコニコと笑顔で玄関先まで見送りに出ている。名残り惜しそうにタモリに別れを告げた2人は、家路に向かって歩き出した。そこで記者が声をかけると、タモリ邸での様子を聞くことができた。
名倉「今日は妻と買い物に行きがてら、タモリさんにお花を持って行きました。僕ら2人ともお世話になったので、“お疲れさまでした”という感謝の気持ちを手紙に書いていったんです」
満里奈「そうしたら、タモリさんも奥さまもいらして、『上がっておいでよ』とタモリさんが言ってくださって」
名倉「ええ、それでお酒まで飲ませていただいて。今までだったら、こんな平日の昼間は『いいとも』の放送時間。タモリさんは絶対にご自宅にいられなかった時間ですから……。そのタモリさんから、『ちょっと飲もうよ!』と誘われて、一緒に“昼酒”を飲ませていただいたんですよ!」
タモリはつねづね、“『いいとも』が終わったら昼間から酒を飲みたい”と夢を語っていた。その記念すべき初めての“昼酒”を、名倉夫妻はお相伴にあずかったということになる。しかも、名倉はタモリと飲むのはこの日が初めてだったというから、名倉の口調は感激の余り興奮気味だった。打ち上げで見せた驚異的な体力、そして細やかな心遣い。朝まで飲んだ後なのに、後輩が訪ねてくれば、そんな疲れを隠して歓待する大人の対応。『いいとも!』打ち上げに、二夜連続で何百人もが集まったのも、すべてはタモリの“人徳”が生んだ“必然の結果”だったーー。