7月24日、世界最古のぬいぐるみメーカー・シュタイフ社(ドイツ)と遠州流茶道がコラボレーションし、製作した「茶道テディベア」の制作発表記者会見が都内で行われ、ピンクの振り袖に身を包んだ愛らしい「茶道テディベア」がお披露目された。
遠州流の家元にアドバイス・監修をもらい一年かけて製作したという同商品。台座の上に立ち、茶道の象徴である湯のみ茶碗を両手に添え、テディベアながらも格式のある姿。また身につけている振り袖には遠州流の家紋が入っており、細部までこだわったつくりとなっている。
シュタイフ社側は同商品について「テディベアのもつ優しさやぬくもりを残しながら、調和のとれた作品に仕上がっていると思う」と自信を見せ、コラボレーションについて「今まで様々なコラボレーションをしてきたが、134年の歴史の中で初めて日本の伝統的な文化をテーマすることができ非常に光栄」と喜びを表した。
監修をつとめた遠州流茶道家元・小堀宗実氏は「今年おもてなしという言葉が流行ったが、それを体現しているのが茶道だと思う。おもてなしや日本の心を象徴しているこのテディベアが世界に愛されることを願っている」と茶道テディベアに思いを託した。
(撮影/夛留見彩)