「たかじんが死んだと思ったら、後を追うようにお母さんも亡くなって。1カ月後には、お母さんの弟まで亡くなってしまいました」(近所の人)
1月3日にやしきたかじんさん(享年64)が亡くなってから、ちょうど4カ月が過ぎた5月3日。彼の実母もまた、がんのためひっそりと息を引き取っていた――。
彼の死を巡っては、昨年秋に再々婚した妻・Aさん(32)と親族との間にトラブルが勃発。Aさんは、たかじんさんの実母に連絡せず荼毘に付した。そのため母が事実を知ったとき、息子はすでに遺骨になっていたという。実母が遺骨との対面を果たしたのは、それから1カ月以上経ってから。号泣する実母を前に、初めて姿を見せたAさんからの謝罪はなかったという。以来、嫁姑の間には埋めがたい溝が残っていたようだ。親族が言う。
「お母さんは、毎日たかじんの写真を見て泣いていました。息子の死に目に会えなかったことが、相当ショックだったみたいです。3月3日の『たかじんを偲ぶ会』前には、お母さんのがんはわかっていました。出席を果たしてからほどなくして体調が急変。最後は家族みんなに見守られながら、息を引き取りました」
実母の葬儀は大阪府内でしめやかに営まれた。だがそこに意外な人物が。なんと、Aさんが訪れていたというのだ!ようやく確執も溶けたのかと思いきや……そう簡単にはいかなかったようだ。別の親族が怒りを隠さずこう語る。
「参列者のひとりによると、彼女は当初『キリスト教だから……』と焼香を拒んでいたようです。周囲が説得を重ね、何とか焼香だけしてもらいましたが、参列者との会話もほとんどなし。出棺後の親族との食事会は辞退し、お骨を拾うことなくすぐに帰っていきました。最後は『帰ります』の挨拶もなく、気が付いたらいなくなっていました」
たかじんさんの死から8カ月。Aさんと親族の溝は、ますます広がるばかりだ。