若手芸人の登竜門的お笑い番組『オンバト+』の最終回(’14年3月)で見事、王者となった実力派コンビ・ジグザグジギー。ひとつのボケをひたすら押し通すネタのスタイルが、10代、20代を中心に人気を集めている。
たとえば「お会計」というコントでは、支払いをどちらが持つか押し問答を繰り返し、観客の笑いを誘う。
宮澤聡(30)「僕らのネタの型は、どれも一貫していますね。1度ボケたら最後まで、方向性を変えずに、ひたすらボケ続けます」
池田勝(32)「初めて『お会計』のコントを披露したライブでは、出番直前までオチを決めきれてなくて。『とりあえず、その場の流れで、アドリブしよう』って、話をしていたんです。半ば、ぶっつけ本番でライブに挑みました」
宮澤「そしたら、それが予想外に大ウケしたんですよ。そのときに、『自分たちはこのスタイルで行こう!』って決心しましたね」
結成から6年間、ブレることのない笑いのスタイルで、’13年の『キングオブコント』ファイナリストになるなど、着実に実績を積み重ねている。
宮澤「賞レースは、何度か決勝まで行ったことがありますが、初めて優勝できたのが『オンバト+』。自分たちの自信につながった、特別な大会になりましたね」
池田「次は、やっぱり『キングオブコント』で優勝したいですね!ふだんのライブも大切にしつつ、テレビ番組にも出て世間のみなさんに存在を知ってもらいたい」
そう話す池田だが、昨年まで、両親に芸人であることを隠していたという。
池田「去年、テレビ番組の企画でやっと両親に告白できました。『俺って面白いんだよ』ってアピールしてるみたいで、なんだか気恥ずかしくて。覚悟を決めて、堂々と頑張っていきたいと思っています!」
これからのコント番組に、ジグザグジギーの2人が新しい風を吹き込むことを期待したい!