NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の打ち上げが9月30日、東京・新宿の高級ホテルで開かれた。開場から15分経った17時45分に到着した、主演の岡田准一(33)。坊主頭の彼が、ジーンズにジャケット姿で颯爽と会場入りすると大きな拍手で迎えられた。
この日は中華の立食形式のパーティ。乾杯の音頭をとったのは、もちろん岡田“官兵衛”だった。
「岡田さんは『1年間、本当にありがとうございました。みなさんに支えられて最後までやり遂げることができました。“軍師官兵衛”をつくりあげたこのチームは、歴代の大河史上でも一番のチームワークだったのではないでしょうか』と、笑顔で誇らしそうに挨拶していたのが印象的でした」(前出・スタッフ)
歓談に入ると、岡田はキャストだけの輪には入らず、スタッフへの挨拶に回っていた。
「各テーブルごとにキャストやスタッフが固まって、自然と人の輪が出来ていました。でも、岡田さんはお酒も飲まずに会場内を回り、スタッフひとりひとりに『お疲れさまでした』と肩を叩いたり、ビールをついだりして感謝の思いを伝えていたんです。みんなその主役らしからぬ謙虚な優しさに感激していました」(別の参加者)
一次会は定刻どおり20時半に終了し、21時半からは歌舞伎町で2次会が行われた。会場になったパーティースペースでは、岡田と竹中直人(58)が組んで格闘技の“即興コント”が繰り広げられ、大いに沸いたそう。
「じつは岡田さんは、格闘技のインストラクター資格も持っている格闘技の“達人”。あのブルース・リーが創始した『ジークンドー』という武術が得意で、それを知っている同じく格闘技好きの竹中さんがブルース・リーになり切って彼を挑発したんです。『アチョ~!』とやりあう“鉄拳対決”に、みんな大ウケでしたよ」(二次会の参加者)
さらに場所を移しての3次会は朝6時過ぎまで続いた。だが午前4時、この日の午後に映画の舞台挨拶が入っていた岡田は店を後にする。その横顔には、大役を全力でまっとうした充実感が漂っていた――。