7日に俳優オダギリジョー(38)の主演作『Present For You』の初日舞台挨拶が行われ、オダギリをはじめ風吹ジュン(62)、青木崇高(34)、臺佳彦(だいよしひこ)監督が登壇した。

本作は人気CGアニメ「The World of GOLDEN EGGS」のスタジオ「PLUS heads inc.」による作品。製作にはなんと5年を要し、実写映像と俳優陣にそっくりなパペットによるアニメーションを融合させた。一日に撮影できるのは本編のたった3〜5秒だったというアニメパートは、1コマずつ人形の手足や表情を変化させて撮影した。

自身のパペットを片手に登場したオダギリは「どれだけ苦労しているかをずっと聞いてきたので、公開できるということが信じられないというか、うれしい。本当に良かったとこんなに思った作品は今までにない」と感慨深げ。さらに、「挑戦的な映画はお客さんがすごく入るようなものでもない。けれど、こういうものもちゃんと作り続けないと、日本映画がどんどんダメになっていくだろうし、観客としても残念な思いになってしまう。集まってくれる大切な人たちに届けられる映画をまた作れるように、皆さんもぜひ協力して頂きたい」と熱く語りかけた。

本作は、怪しい健康食品を売る会社『Present For You』の雇われ社長・梶原(オダギリ)とその仲間たちが様々な難題を前に奔走する姿を描く。7日から全国9スクリーンで公開中だ。

(撮影/小山伸正)

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