午後5時30分、秋葉原。刻一刻と空色が深くなり、視界にネオンが際立ってくる。ひとり街にたたずむのは高杉真宙(18)。現在、ドラマ『ゴーストライター』(フジテレビ系)で、女流作家を母に持つセンシティブな高校生を演じている。撮影の合間に、彼を連れ出した。
「秋葉原はよく来ます。ついこの間も。何も買わずに、ぶらぶらするだけなんですけどね。単純にマンガとアニメが好きなんで、何も考えずに本やフィギュアを眺められる、こういう空間が好きなんですよ。2時間や3時間は、あっという間です」
ひとりで?
「“ひとりでふらっと”っていうのも好きで、ラーメンはもちろん、喫茶店で朝ごはんとか、たぶん焼き肉もいけるんじゃないかな。そういう意味では、いつか“ひとりディズニーランド”にも挑戦してみたいですね。カップルだらけの空間で、どこまで耐えられるか(笑)。友達にそんな話をしていたら、究極は“ひとりボウリング”なんじゃないかって言われて、なるほど、と」
ボウリングは意外とイケるらしい。
「祖父の趣味がボウリングで、昔から一緒にやっていたので、僕も下手ではないです。最高スコアは160くらい?マンガとアニメばっかりで運動音痴だと思われがちなんですけど、僕、普通に運動できますから(笑)」
最近おもしろかった少女マンガは『日々蝶々』。演じてみたいのは『東京喰種トーキョーグール』の主人公・カネキという高杉。一家の長男役を演じる花王『ファブリーズ』のCMで人気を集めた彼の演技力が今、注目されている。