3月下旬の正午すぎ、都内の自宅マンションから加護亜依(27)が姿を見せた。車で向かった先は、近くにある有名韓国料理店だ。店から出てきたとき、記者はあることに気がついた。彼女の左手薬指から、結婚指輪が消えていたのだ。

「実はいま、加護ちゃんは離婚協議中なんです!」と語るのは、加護の知人だ。

加護の夫で会社役員のA氏(47)が逮捕されたのは、昨年10月のこと。暴力団幹部と共謀して知人男性に250万円を貸し付け、法定金利を上回る利息を受け取ったとして出資法違反に問われた。

 後にA氏は不起訴処分となったが、暴力団との接点が報じられたことは加護の芸能活動に大きな打撃を与えた。昨年7月にガールズユニット『Girls Beat!!』を結成していたが、事件後は活動休止状態となっている。

 A氏は11年9月にも恐喝未遂容疑で逮捕されたが、当時も不起訴処分となっていた。その3か月後の同年12月に結婚と妊娠を発表した加護。あれから3年。彼を信じ続けてきたが、もう限界だった。

「彼女は昨年末、2歳の長女を連れて実家に戻っていました。それでも当初は離婚する気はなかったみたいです。しかし、このままでは芸能活動を再開できない。娘との生活もかかっている。そこで彼女は弁護士に相談した末、離婚協議に入る決意をしたんです」(前出・知人)

 実際、奈良県にある加護の実家付近では加護の目撃談が相次いでいた。なぜ彼女は、夫のいる都内のマンションに戻ったのか。

「A氏は加護ちゃんがマンションに戻れば、自分が出て行くと約束していたのです。しかし彼女が戻ってみると荷物はそのまま。引っ越す気配もない。養育費を求めても、具体的金額を提示してくれない。彼女は困り果てていました。普通ならまた実家に戻ればいいものですが、彼女は『もう実家には戻れない』と漏らしているそうです。それに、彼のことをかなり怖がっているみたいです」(前出・知人)

 冒頭の目撃から2日後、加護は長女と自宅近くにある託児所を訪れていた。愛する我が子を見つめる彼女。その表情には、シングルマザーとしての決意が窺えた――。

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