4月28日、横浜の四季芸術センターにて、劇団四季のミュージカル『アラジン』(5月24日~、東京・電通四季劇場[海]にて)の公開稽古が行われた。
ミュージカル『アラジン』は、1992年公開の劇場版長編アニメーションを基に創作された作品で、砂漠の王国アグラバーに住む青年アラジンと、王国の姫ジャスミンとの恋模様を軸に、ランプの精ジーニーや王国支配を企む大臣ジャファーらのエピソードが織り込まれた物語。
この日は、幕開きのビックナンバー『アラビアン・ナイト』と、アラジンと友達3人が歌い踊る『バブカック、オマール、アラジン、カシーム』の2曲の稽古の様子が公開された。
稽古のために来日した海外スタッフ、出演候補者のコメントは以下。
■『アラジン』演出補 スコット・テイラー氏
『アラジン』は、誰もが関心を持ってもらえる作品です。音楽、衣裳、照明、セットなど、その全てが上質であると感じています。才能ある四季の俳優、スタッフたちは、創作するにあたり、その全てのプロセスに努力を惜しみません。素晴らしいアーティストたちです。私は、ブロードウェイ公演を再現するつもりはありません。“日本”の、“四季”の『アラジン』を作りたいと思っています。
■ジーニー役候補 道口瑞之 (どうぐち みつゆき)
『アラジン』は、エンターテインメント色の強いコメディだとお考えになる方が多いでしょう。
しかし、それだけではありません。この作品には、アラジンとジャスミンとのロマンスが描かれ、アラジンとジーニーとの友情が描かれ、そして三人がそれぞれの自由を得る様子が描かれています。
笑って、笑って、最後には泣いて―そのような感動のある舞台を目指したいと思います。
■アラジン役候補 島村幸大(しまむら ゆきひろ)
『アラジン』は、非常に華やかな演出が施されている作品です。だからこそ、より誠実にまっすぐに、アラジンというキャラクターを生きなくてはなりません。気負うことなく、自分を見失わず、
作品に書かれている内容を、お客様へ伝えていきたいと思っています。