7月スタートのドラマ『エイジハラスメント』(テレビ朝日系・木曜21時〜)。会社内のさまざまなハラスメントに立ち向かう“反逆のヒロイン”吉井英美里を演じるのが、武井咲(21)だ。
第1話では、総務課長の百合子役を演じる稲森いずみに「努力してがんばってきました。英語もできるんです」と、気持ちをアピールする。しかし百合子は英美里に対し、「そんな人は社会にはいっぱいいるのよ」と、無情とも思える態度をとる。
「あのシーンでは、自分を全否定されたような気分になりました。会社の中で、若さしか必要とされていないような仕事しかやらせてもらえない理不尽さには、私自身もすごく共感しています」
ドラマでは、英美里の若さと美貌がいじめの対象となる。武井自身は、ハラスメントという問題についてどう考えているのだろうか。
「内館牧子先生の台本を読んで感じたのですが、男性から女性へのハラスメントでは、男性側は無自覚の場合が多いと思います。一方、女性がハラスメントをするときは、嫉妬など、明らかな意図があって行われることが多いような気がします。そっちのほうが陰湿で、怖いなと思いますね」
内舘ドラマのヒロインを見習って、武井自身も決してハラスメントに負けない、と決意したそう。
「どんな方でも、さまざまなストレスを抱えて、日常を過ごしていらっしゃると思います。それに大人になればなるほど、感情をぶつける機会が少なくなりますよね。そんなみなさんの代弁者のような気持ちで演じていますので、『五寸釘ぶち込むぞ』という英美里のセリフが、闘いのスイッチのように感じてもらえたらうれしいです」