芥川賞を受賞した、お笑いコンビ『ピース』の又吉直樹(35)。今後は“専業作家”の道を歩み始めるのではと、危惧する声も聞こえてくるが――。又吉の古くからの知人の1人はこう話す。
「『火花』が芥川賞にノミネートされた後に、彼から聞いたんですが……。“もうバラエティ番組には出ない”と言うので、びっくりしてしまいました。これは本当に作家になるつもりなのかと……」
驚いた知人は、真意を問いただしたそう。
「そうしたら、又吉くんは『これまでは『ピース』の名前をなんとか広く知ってもらおうと、どんな番組でも全力で頑張ってきた。でも、これからは本当にやりたいお笑いだけをやっていきたい。ひな壇に並ぶような、バラエティ番組には、もう出なくていいと思ってる』と話したんです」
又吉は続けて、「本当にやりたいのは、漫才とコントなんだ」と明かしたという。
もともと、この2つをやりたくて、お笑い芸人になった又吉。芥川賞を獲ったいまこそ、芸人としても原点に返りたいということのようだ。
「そして小説だけでなく、お笑いでも、10年に準優勝で終わった『キングオブコント』に再挑戦して“賞”を獲りたいというんです(笑)。もちろん、相方の綾部さんにも、この“夢”は伝えているはず」
芥川賞作家が本気で挑戦する新たなるお笑い――。ぜひ、見たみたい!