「映画が出来上がった瞬間、“この作品に出られてよかった!”と感じました。スタッフ、キャストの皆さんに感謝しています。ある意味“勝った!”と思えた作品ですね」
笑顔でキッパリと語る佐藤健(26)。神木隆之介とともにW主演を務める映画『バクマン。』(公開中)では、『週刊少年ジャンプ』でナンバーワンを目指す高校生漫画家を演じている。
「音楽もテンポ感もよくて退屈させない作品です。邦画初の演技とプロジェクションマッピングの融合とか、新しいことにトライアルしていて、すごく攻めています。(大根仁)監督のセンスのよさが光ってますよね」
健演じる真城最高(ましろもりたか)が憧れの同級生の女のコに「結婚してください」と勢いのままに発言するシーンも印象的だが、自身の結婚願望は?
「ないですね。現実味がない。したくないってわけじゃないですが、いくつまでにしたいっていうのも別にないかな。理想の女性は、僕があまり話すタイプではないので、楽しく話してくれる明るいユーモアのある人。年齢は全然関係なくて……」
あっ、ちなみに本誌読者は年上女性が多いかと思いま……!
「年上がいい!マストですね」
本誌記者のひと言に、かぶせ気味でとっさの気遣いを見せてくれたなんとも優しい健さま。最後には、こう真剣に。
「真面目な話、年下の女のコには、これを言ったらかわいそうかな、こんな期待は難しいかな、とか過剰に考えた結果、我慢をしてしまう気がします。でも、年上の女性なら、不満でも何でも言えて、自然に対等な関係でいられると思うんですよね」