現在放送のドラマ『エンジェル・ハート』(日本テレビ系)で主人公・冴羽りょうを熱演中の上川隆也(50)。その再現力がハンパないと話題になっているが、撮影の裏では並々ならぬ努力があったという。
「上川さんは、熱狂的な原作ファン。そのためハードボイルドな主人公のイメージを壊さないようにと、週3回のジム通いを2カ月間続けて体脂肪を10%以下に絞り込んだそうです。クランクイン前には原作者の北条司先生とバーに行き、バーボンを飲みながら役づくりについて熱く語り合っていた。さらにはアクションシーン前には楽屋で腕立て伏せなどの筋トレをしてから撮影に臨むなど、とことん徹底していますね」(制作スタッフ)
そんな“原作LOVE”な上川が特にこだわっているのが、冴羽りょうの代名詞とも言える“もっこり”だ。原作での冴羽は凄腕スイーパー(始末屋)として知られる反面、女性を見かけると下半身がもっこり膨らんでしまう女好きキャラ。当然、上川はこの設定を忠実に再現しようとしたが、これには「待った」が掛かったという。
「局側は『ハードボイルドなキャラを前面に出したい』という理由で、もっこりという台詞を封印したんです。しかし上川さんは諦めませんでした。プロデューサーに『冴羽りょうといえばもっこりです!監督に怒られたら止めますから、やらせてください!』と直談判。あまりの真剣さにドン引きするスタッフもいました(笑)。以来、現場ではアドリブ同然で彼が“もっこり”を挟み入れるように。監督には『違和感があったら編集で切ってください!』と言っていましたが、実際、すべてカットされていました」(テレビ局関係者)
それでも地道なゲリラ活動を続けた結果、第4話ではついに“もっこり”という台詞が登場。ネット上では絶賛の声が挙がっていた。
「上川さんは『24時間、常に冴羽のことを考えて生活している』と語るほど、この作品に賭けています。ガチガチに緊張していたヒロインの三吉彩花さんにも『君がこれまで出演してきたバラエティ番組を見て研究してきたよ』と話しかてあげるなど、現場の雰囲気作りも忘れません。お陰で今では笑いの絶えないチームになっています」(前出・テレビ局関係者)
これからも上川の熱い演技と“もっこり”から目が離せない!?