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「敗者復活戦の後すぐに決勝一発目のネタを披露するので、ネタ合わせの時間もない。しかも、お客さんの前でやるのは初めてのネタで焦りました」

 

そう話すのは、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」を制したトレンディエンジェルのボケ担当・斎藤司(36歳)。敗者復活戦を勝ち抜き、無我夢中でつかんだV。そんなM-1王者の2人がこれまでのこと、そしてこれからのことを語ってくれた。

 

前髪の後退が著しいツッコミ担当・たかし(29歳)は、メイド喫茶が大好き。メイドと撮ったチェキ(一枚600円)は4000枚以上だ。

 

たかし「僕は小学生のときから、こんな感じの頭です(笑)。優勝した2日後に、秋葉原にある行きつけのメイド喫茶に。メイドさんや常連さんに祝ってもらって……。来れると思っていなかったみたいで、かなり驚かれました」

 

全体的に薄毛の斎藤は、楽天の社員から芸人に転向した変わり種。見かけによらず(?)モテ男だ。

 

斎藤「ハゲ始めたのは23歳から。僕、とにかく優しいんですよ。それに加えてサービス精神がハンパないので(笑)。優勝を機に、いっしょに住んでいるカノジョと結婚するつもりなんです。でも忙しくなりすぎて、向こうの親にも挨拶していないままです……」

 

結成してはや10年になる。

 

斎藤「ルックスのいいコンビが先に人気が出て、僕らはハゲで」

 

たかし「とにかく、ライブのチケットが売れなかったですね……。売れてるコンビを見て、『顔だけで人気が出やがって、何がおもろいねん』って、ずっと思ってました」

 

斎藤「でもコンプレックスをネタにできるようになってからは、悩まなくなりました」

 

漫才では“少年よ、毛根を開け”“ハゲの上にも三年”などの過激なハゲネタを繰り出す。

 

たかし「ネタは私が、スタバでエンヤを聴きながら作ってます。最近は小説も書いていて、タイトルは『花火』」

 

斎藤「又吉かよ!ウソです。実際は2人で作ります。でも僕は舞台でアドリブをぶっこむことが多くて……」

 

たかし「M-1決勝でもそう。もう、必死でついていくしかない」

 

息の合ったハゲネタで天下を取った2人。次なる野望は?

 

斎藤「M-1を獲ったんで、次はMステ(『ミュージックステーション』)に出たいです。嵐、キスマイ、BIGBANGと共演したい」

 

たかし「僕は賞金で、メイド喫茶で豪遊します」

 

(FLASH 2015年12月29日号)

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