「いい感じでできたから、よかった!」と笑顔で話すのは、テレビアニメ放送開始25周年を記念した『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』(12月23日より全国東宝系で公開)で、香港からやって来たシンニーの声を務めたローラ(25)。彼女自身も、子供のころに日本に来て、言葉がわからない時代があったのだという。
「小学1年生のとき、初めて日本に来たから『おはよう』くらいしかわからなかったの。そのときに、『ちびまる子ちゃん』を見て日本語を覚えてきたくらい思い出のあるアニメ。好きなキャラクターはやっぱりまるちゃん。いやだったら『やだ』って言っちゃうし、マイペースなところはすごく似てるかも。あはは。でも、マイナスなことは言わないところも好きなの。大人になってからでも、映画になったら絶対に映画館で見たい!っていうくらい好きだから、参加できてうれしかった」(ローラ・以下同)
完成した作品から、自分の声が聞こえてきた瞬間に、つい笑ってしまったのだそう。また今作は、まる子たちのもとに、世界5カ国から子供たちがホームステイにやって来るという物語で、ゲスト声優も盛りだくさん。
「(渡辺)直美ちゃんとか、パパイヤ(鈴木)さんとか、見た目も多国籍っぽくて面白いし、なんか楽しかった。あとは、(劇団)ひとりさんがインド人なのも最高!たくさん笑っちゃった」
海外から日本にやって来る、という設定に共感するところもあったそう。
「映画に出てくる子供たちの気持ちもすごいわかるし、日本のお友達はすごいやさしいから、いい思い出しかない。言葉が通じなくても、そんなの気にしない!ってみんなが協力してくれたの。大人になって、思い出すといやな思い出がひとつもないくらい楽しかった。小学生時代に戻りたいくらい(笑)」