遠藤憲一(54)と渡部篤郎(47)。2人がW主演を務めるドラマ『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系)が好評だ。51歳の同い年という設定の2人。一流商社のエリート役員である渡部と、中小企業たたき上げの営業部長である遠藤。対照的な2人だが、渡部の28歳下の愛娘と遠藤が恋に落ちたから、さあ大変。もちろん渡部は娘の結婚に大反対で……というコメディだ。
そんな2人がクランクインしたのは、昨年12月3日。“土下座の大道寺”と異名をとる営業部長役の遠藤は、ホテルの約100メートルもある廊下を全力疾走していた。28歳下の“恋人”が近くにいると知って駆けつける場面だ。
「距離がながいよー」
スーツまで汗ビッショリになりながら、何度も全力疾走を繰り返す。勢い余って、エキストラ役にぶつかると、申し訳なさそうに「ごめんなさいね」と謝って、スタート位置に戻った。なかなか納得がいかず、“志願”の撮り直しとなったようだ。その数、なんと全力疾走×20回!
それとは対照的に、渡部は披露宴シーンをゆったりと撮影。合間にはゴルフの素振りを繰り返して、いい具合に肩の力を抜いて撮影に臨めたようだ。撮影が終わると、スタッフの「終了」の合図を待たずにダッシュで出口へ。
「ゴルフに行く予定があって、スタッフに“早く終わらせよう!”と陰で頼んでいましたよ(笑)」(スタッフの1人)
そんな元気な渡部を、本誌は別の日に東京・銀座のネオン街でも目撃した。1人で現れた渡部は、顔見知りの男性と偶然会ったようで、そろって雑居ビルの中へ。行きつけのクラブに入っていったようだった。撮影合間に英気を養い、あと2ヵ月を乗り切るようだ。20回疾走の“全力投球”な遠藤と、肩の力の抜けた“脱力系”の渡部。息の合った凸凹コンビの2人に期待大!