「あいつが(警察に)売りやがった。山田だけは許さねえ」。取調べを受ける清原は反省の言葉を語るどころか、元タニマチへの逆恨みの言葉を口にするのみだった……。
2日、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された清原和博容疑者(48歳)が「あいつ」と名指しするのは、山田大輔氏(仮名)。清原の元タニマチで、親友といっていい関係にあった人物だ。
山田氏が本誌に証言した通り、清原が覚醒剤に手を染めたのは2002年ごろ。夫人だった亜希さんとはその2年前の2000年に結婚した。だが、清原は覚醒剤に溺れていくと同時に、次々と「銀座の女」との関係を深めていく。
最初に話題になったのは2009年にモナコへの不倫旅行が報じられた「クラブR」のYママ(当時40代前半)だ。清原は、すでに亜希夫人との間に2人の子供をもうけていたにもかかわらず、公然とYママとの不倫旅行を楽しんだ。
清原が離婚した2014年、再婚相手として報じられたのが、銀座のクラブMのRママだ。こちらも40代前半の美人で、清原が一方的に熱を上げていたという。本誌に対し、Rママはこう答えた。
「お店にいらっしゃっていたけど、私個人は本当に関係ないです。結婚報道は人違い。ましてやクスリをやっていたことなどまったく知らないです」
今回、清原が逮捕直前まで一緒にいたといわれているのが、銀座の高級クラブ「V」のAさんという女性。清原はAさんとの結婚まで考えていたという。銀座のクラブ関係者はこう話す。
「20代前半のAさんは、外国語大学の日本校に通っている。もともとアルバイトとして『V』で働いていたが、清原来店の折りチーママのヘルプとしてついた。その後、清原に何回か同伴したことで親密な関係に発展したようだ」
Aさんは母親がアメリカ人のハーフ。かつて大手芸能プロに所属し、2009年ごろまで芸能活動をしていた。
「端正な顔立ちで、エキゾチックな美人。芸能界を引退後は結婚して1児をもうけた。現在はシングルマザーとして銀座で働いている」(前出関係者)
清原とほぼ同棲していたというAさんだが、警察関係者はこう話す。
「彼女の存在は把握しているが、ASKAのときのように、一緒に覚醒剤を使用したとは見ていない」
現在、清原が取調べを受けているのは、警視庁組織犯罪対策第5課特命班の取調室。連日の厳しい取調べにもかかわらず、清原は反省の態度は示していない。そればかりか覚醒剤の禁断症状が出始めているという。
「清原に対する取調べは午前と午後にそれぞれ2、3時間程度。調べの初めと終わりに嘱託医による健康チェックを受けさせている。逮捕直後は突然、号泣するなど、精神的に不安定な状態だった。それが現在は黙秘というよりも離脱症状が出ているので、ほとんど話ができないことがある。逮捕直後は取調べ中にかなりの量の水をとっていたが、今は水分も欲しがらなくなってきた。取調べ中に時折寝てしまうこともある」(前出の捜査関係者)
(FLASH 2016年3月1日号)