「本当は家族思いのいい子なんです。それが、なぜヒールみたいになって、みなさんからいろいろ非難されるようになってしまったのか…。父親としては不思議で仕方がありません」と困惑しながら語るのは、広島市在住の加藤正明さん(58)。6股騒動の狩野英孝(33)の“本命恋人”として、いまや時の人になったモデル・加藤紗里(25)の父親だ。
今回の騒動について、彼女の家族はどう見ているのか。故郷の広島市で飲食店『ステーキ&チーズケーキ ミディアム』を営む父・正明さんに取材を申し込むと、娘を心配する気持ちが勝ったのか、インタビューに応じてくれた。正明さんが、娘と狩野との交際を知ったのは昨年12月だったという。
「3歳年上の姉が結婚しまして、紗里も広島に帰ってきたんです。そのときに『お前には付き合っている人はいないのか?』と聞くと、『パパは知らないかもしれないけど、(恋人は)狩野英孝さんという芸人さんなんだ』と言われました」
加藤が芸能界入りするきっかけは15歳のとき、姉と一緒にミス日本の中国四国地方の代表に選ばれたことだった。「(地方予選では)姉妹で優勝・準優勝でしたから『美人姉妹』と評判になって、地元のテレビ局が自宅に取材に来たほどです」と語る正明さん。当時のスポーツ紙には彼女のプロフィールが紹介されているが、《趣味は三味線、特技は琴・日本舞踊》という記事も。意外にも、少女時代の加藤は“大和撫子”だったのだ。
「10年前に15歳だったわけですから年齢詐称なんてしてないでしょ?どうしてそんな話になったんでしょうね」
入手した7年前のキャンペーンガール時代の写真を見せると、正明さんは「18歳ごろの写真ですが、いまと同じ顔でしょ。だから、ネットで言われているような整形手術もしてないですよ」と語る。たしかに、特徴的な大きな目や鼻もいまと変わらない。だが、当時のほうが健康的にふっくらしている。
「2月に入って今回の騒動になり、いろいろなテレビ局に紗里が出演しているので、私たちも驚いています。インタビューでは元気そうですが、どんどん痩せてきて……、電話で話していてもわかりますが、娘は相当参っているんです」
そして2月20日には、狩野との破局も報じられた。
「狩野さんは5股とか6股とか……。そんな相手、親としたら当然大反対ですよ。別れたのならそれでいいと思います。今回の騒動を機に、娘にもいろいろ考えてもらいたいです」
実は正明さんは、加藤を芸能界から引退させることを決意したのだという。
「東京に出て6年、もう潮時じゃないですか? 本人も自分の限界には気づいているはずです。まるで犯罪者みたいに、悪口を言われて……。イタイタしすぎて見ていられません。家族で話し合ったのですが、私も東京で紗里と話して、広島に連れて帰ろうと思います。そして、今後は店を手伝ってくれればと願っています」
2月22日付のブログで、上京してきた父と話し合ったことをつづった加藤。娘を思うがゆえの父からの“芸能界引退勧告”に、彼女が下す決断は――。