今夏の参院選に、自民党から比例区で出馬することを表明した今井絵理子氏(32歳)。「当選は堅い。普天間基地の辺野古移設問題を抱える沖縄選挙区のカギを握る」(自民党関係者)人物でもある。無理もない。沖縄発のグループ「SPEED」のボーカルとしてヒット曲を連発。2008年には、長男の聴覚障がいを公表し、「シングルマザー」としても奮闘している。茂木敏充自民党選対委員長が、早々と“公認内定”を打ったのも納得の知名度だ。
本誌が先週号で報じたのは、その今井氏を支える「事実婚」男性・A氏(31歳)の存在だった。1年ほど前から同居し、2人で一緒に11歳の長男を見つめる姿は、結びつきの強さを感じさせるものだった。今井氏は、「週刊文春」2月25日号のインタビューでこう語っている。
「私には将来を見据えて交際している男性がいます。この方は、障がい児童デイサービスで働く一般男性です。そして、私の沖縄の同級生でもあり、初恋の方です」。A氏は将来の伴侶、今は「内縁の夫」にあたる。
だが、彼女が信頼を寄せるA氏には、消せない過去があった。沖縄の地元紙記者が言う。
「ちょうど1年前、風営法と児童福祉法違反容疑で、当時29歳の男性とともに、那覇署に逮捕されているんです。未成年であることを知りながら、中学生を含む少女3人を雇い、男性客にみだらな行為をさせた容疑です」
この風俗店は、那覇市の歓楽街・松山にあるテナントビルの一室だ。
「いわゆる“ヌキ”の店。風俗店の営業自体が沖縄では厳しく禁止されている。まあ、とはいえ、あることはあるのですが……。この件は、逮捕されたもう一人の男性のほうが“主犯格”にあたるとみていました」(那覇署の捜査関係者)
皮肉にも、この「逮捕」がきっかけとなり、A氏は東京に引っ越し、今井氏と一緒に暮らすことになったようだが……。
本誌記者は、職場へ向かうA氏に直撃取材した。
−−2015年3月に、沖縄で逮捕されていますよね?
「はい。すでに経営を譲渡した店での事件だったんです。でも、名義が残ったままになっていたために逮捕されてしまった……。名義変更の手続きが取られていなかっただけで、10日間拘留されましたが、不起訴となりました」
−−今井さんにはこの件を伝えたのか?
「そこまでは……。すみません。仕事があるので……」
記者の名刺を受け取ったA氏は、「遠くまでお疲れさまでした」と言い残し、子供達が待つ職場に入っていった。
(FLASH 2016年3月8日号)