(写真・AFLO)
「離婚騒動が起きてジョニーが雇ったのは、ローラ・ワッサー(48)というハリウッドきっての有名女性弁護士です。かつての顧客には、アンジェリーナ・ジョリー、ブリトニー・スピアーズ、スティービー・ワンダーなど錚々たる名前が並ぶ離婚訴訟のスペシャリストです」と米国在住のジャーナリストは言う。
結婚からわずか1年4カ月。ジョニー・デップ(52)とアンバー・ハード(30)夫妻は、離婚をめぐる法廷闘争に入った。5月23日、妻アンバーは裁判所に離婚を申請。さらに彼女は「夫からDVを受けていた」と主張した。これに対しジョニー側が“DVなんてウソ”と反論に出るなど、早くも泥沼の様相を呈している。
離婚闘争で最大の焦点となると見られているのは、440億円ともいわれるジョニーの資産。 離婚に際しての財産分与について現地司法関係者はこう説明する。
「夫妻の離婚は“カリフォルニア州法”に則って裁かれますが、基本的に財産分与はふたりが夫婦になった翌日からの収入を原資として折半することになります。ジョニーが結婚後に稼いだギャラは約110億円。つまり通常であれば、アンバーにはその半分である約55億円が支払われる計算になります」
結婚当時ジョニーは「絶対に離婚はしないから大丈夫さ」とセレブの常識である婚前契約書を交わしていなかった。DVが原因の離婚であれば、通例の財産分与に“上乗せ”が可能。「今回のアンバーの告発には、そんな思惑が見え隠れする」との指摘も出ている。ジョニーの資産440億円をめぐる“仁義なき銭闘”が始まっているのだ。
「ジョニーが今回助けを求めた弁護士ローラは、ハリウッドセレブ離婚訴訟において全米最強。例えばメル・ギブソン夫妻の訴訟で元妻側に立った彼女は、メルの総資産の半分にあたる323億円の慰謝料を勝ち取っています。それだけでなく相手方となるアンバーの弁護士サマンサはローラの法科大学院時代の後輩。サマンサが難しい案件を抱えると、必ずローラにアドバイスを求めていたそうですから、実力差は歴然です」(現地司法関係者)
だが、それだけ優秀な分、ローラのギャラは驚くほどの高額だという。
「まず、ローラのクライアントになるには、10億円以上の資産が最低条件とされています。また依頼費用は、手付け金として280万円、相談料も1時間ごとに9万円が請求されるそうです。そしてさらに、これら実費分に加えて“成功報酬”も必要。前出のメル・ギブソンのケースでは、ローラは勝ち取った約323億円の3分の1にあたる108億円を請求したそうです」(現地芸能関係者)
今回の裁判でジョニーからローラに支払われる成功報酬の額は未定だが、想像を絶する巨額になることは間違いない。ジョニーはアンバーとの結婚後から人気低迷が囁かれており、最近の出演作はどれも大コケ。今回の裁判費用はかなりの痛手だろう。