「あれ、沢口靖子がリッツじゃないクラッカー食べてる!」−−9月1日に社名変更したヤマザキビスケット(旧ヤマザキナビスコ)が同日から流しているCMに、驚きの声が相次いだ。これは、ナビスコブランドのライセンス契約終了に伴い、ヤマザキビスケットが「リッツ」に変わるクラッカー「ルヴァン」を発売したことによるもの。驚きと同時に、「でもやっぱりクラッカーといえば沢口さんだよね」という声も多数。そう言われると思い浮かぶ、“あの人でおなじみのCM”、いったいどうして、ずっと出演者が同じなんだろう−−。
そこで、スポンサーの担当者に起用の背景を聞きました!
■沢口靖子・29年目!「ルヴァン」(ヤマザキビスケット)
「沢口さんには、弊社のクラッカーのCMに28年間出演いただいています。9月1日に社名が変わりましたが、新たに発売するクラッカーをいち早く知っていただきたい。そこで、消費者の方々に弊社のクラッカーのイメージが定着している沢口さんに、引き続き出演をお願いしました。沢口さんの安心感を与える人柄もあり、CM撮影もこれまでどおりスムーズに行われました。クラッカーの上に具材をのせるシーンが継続されなかったことを残念がる声もありますが、放映当初としてはよい反応をいただいています」(広報担当者)
■原田知世・22年目!「ブレンディ」(AGF)
「“やすらぎ”のイメージがあることから、原田さんが初めてCMに登場したのは’95年。いまでは『ブレンディ=原田知世さん』と言われるほど、ブランドの顔としてのイメージが確立し、広く親しまれています。現在放送中のスティックのCMでは、原田さんに初めて歌を歌ってもらいました。ステキな笑顔とやさしく透明感のある歌声が、私たちのブランドが提供する“くつろぎ”を表現していると思います。原田さんの変わらないみずみずしさは、ブランドの持つグリーンワールドの世界観そのもの。新しいCMが流れるたび、原田さんが着ている衣装などについてお問い合わせをいただきます」(広告担当者)
■山瀬まみ・20年目!「ローズの香り KINCHOのピンクシリーズ(KINCHO)
「当初はまさかここまでのお付き合いになるとは思ってなかったのですが、初登場時の『ピンクのカッパ』があまりにもハマリ役で、『金鳥CMの山瀬まみ』がそのまま定着しちゃいました。山瀬さんには毎回ご出演いただいていますが、突発的なアドリブや演出にいつも柔軟に応じてくださいます。今年のCMでも、いかにも謎のキャラクターに対し、当たり前のように相手している姿はさすがです。『山瀬さんのCMを見ると夏を感じる』という声をいただくほど、いまではすっかり弊社CMの顔になっていただいています」(広報担当者)