9月28日に東京・帝国ホテルで結婚披露宴を行った片岡愛之助(44)と藤原紀香(45)。なかでも話題を呼んだのは、その豪華さだ。だが、その詳細についてはまだ知られていない部分も。本誌が取材した、豪華披露宴の“お財布事情”を一挙公開!
まず、この日の招待客は600人超。梨園から市川海老蔵(38)、中村芝翫(51)・三田寛子(50)夫妻、中村獅童(44)夫妻などそうそうたる顔ぶれ。芸能界からも舘ひろし(66)、篠田麻里子(30)、有働由美子アナ(47)、三谷幸喜(55)らが出席していたという。だが、豪華なのは出席者ばかりではない。紀香の衣装も破格だった。
末広がりの檜扇の文様に君子蘭と銀杏を配した手描き友禅の大振袖に、西陣織の帯。お色直しは、裾から大きく広がった緑の松に鮮やかな牡丹が映える色打掛。いずれも本友禅作家・秋山章氏(85)の作品で、1着2千万円超。挙式の白無垢も秋山氏の作品なので、合わせると衣装だけで約6千万円!
また振る舞われたメニューもオマール海老やキャビアや海燕の巣など高級食材づくしのフランス料理。値段は付けられないというが、1人前5万円以上はするフルコースだ。締めて3千万円以上!
引き出物は全5品。すべてに愛之助の定紋「追いかけ五枚銀杏」と屋号・松嶋屋の緑松があしらわれ、数は六代目の愛之助にちなみ「6」にこだわった。そして今回もっとも目を引いたのは、メディアでも大きく取り上げられた“紀香こだわり”といわれている水素発生器だ。
「もともとシェイプアップガールズの中島史恵さん(48)が同社の製品を使っていたらしく、それを聞いた紀香さんがこの水素発生器『マルーン』を使うようになったそうです。愛之助さんのアトピーや肌荒れにもすごく効果があったそうで、今回、強い希望で引き出物に選んだようです」(歌舞伎関係者)
この『マルーン』の通常価格は8万1千円だが、今回は『愛をこめて』と書かれたメッセージカードと桐の箱を合わせた特注品。価格はなんと10万円超だという。加えてフランクミュラーの皿が2万円超、藍染の手帳は約4千円、銀座WAKOのバームクーヘンが約3千円、紀香の両親の出身地・和歌山の名産・あんぽ柿が約4千円などなど……。
「さらに、引き出物にぴったりと合う紙袋がなかったらしく、わざわざ特注したそうです。これだけで100万円以上かかったそうですよ」(梨園関係者)
締めて1人あたりの引き出物額は約13万円で、総額は驚きの約9千万円!
愛之助は「シンプルでコンパクトに……」と言っていたものの、ふたを開けてみれば全部でなんと約2億5千万円もの“超ド派手婚”だったのだった。
「ご祝儀の平均は30万円として、総額2億円弱。今回はテレビ中継をした場合にもらえるギャラがなかったので、全部で5千万円ほどの赤字だったと聞いています」(前出・梨園関係者)