「やると決めた以上、心から応援したい。頑張ってほしいなと思います……」
そう語るのは、藤田紀子さん(69)。10月8日に都内で緊急会見を開いたピースの綾部祐二(38)。ハリウッドスターを目指すべく、来年4月からニューヨークに拠点を移すことを発表したのだ。会見では記者から「交際が報じられた藤田紀子さんに報告は?」という質問も。綾部は「まだしていませんが、報告はさせていただきます」と語ったのだが、その目は真剣そのもの。そこには、“彼女”への思いが込められているようだった――。
「熟女好き」を公言する綾部と紀子さんの“30歳差愛”が報じられたのは、12年8月。2人とも交際の事実こそ否定したが、綾部は週刊誌の取材に「彼女からは“私のこと好きだなんて、ネタでいってるんでしょ?”って聞かれることもある。でも、そんなわけないじゃないですか!」と熱い思いを語っていた。
あれから4年。“彼”の決断に紀子さんは何を思うのだろうか。会見から3日後の10月11日、自宅から出てきた彼女に話を聞いた。まず綾部から報告があったのかを聞いてみた。
「えー、報告!? でも前からよく言っていましたからね。英語も2年くらい前から勉強していたみたいですし。本人も言っていたでしょ。それはなんとなく聞いています」
明言こそ避けたが、綾部とは交際報道後も連絡を取り続けているようす。会見もしっかり見ていたようだ。また13年11月7日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)では、長男の花田虎上(45)夫妻が出演。綾部が母の紀子さんに「ハリウッドに行きたい」と明かしていたことを暴露していた。そのことについても聞いてみると、彼女はこう語る。
「その番組は覚えています。でも私にというより、彼がよく言っていますよね。トム・クルーズさんについて語ったり、今回も渡辺謙さんと共演したいと言ったり……」
――昨年も綾部さんはドラマ『別れたら好きな人』(東海テレビ)で主演をつとめられていましたよね。
「そうそう、やっていましたよね。私は2回くらいしか見ていないんですけど」
会見からドラマまで……。綾部の出演番組はかなり目を通しているようだ。
「表参道のマンションも引き払って、全部捨てていくわけでしょ。渡辺直美さんみたいに、ちょっと留学というのとは違うじゃないですか」
――会見では渡辺さんからアドバイスをもらったとも言っていましたよね?
「彼女もニューヨークに行っていて、仲間ですからね。私は違うから、アドバイスなんてとんでもないです……」
少し拗ねているように見えた紀子さん。だが会見で紀子さんを語る綾部の目が真剣だったと伝えると、一転!
「本当に、本当に? 私、最近、目が痙攣しちゃって……」
目頭を押さえる紀子さん。その瞳は涙で潤んでいた。
――“遠距離恋愛”になってしまうと思ったのですが、紀子さんはニューヨークに行かないのですか?
「まさか、もういけませんよ。私は今年で60代最後。彼のお母さんよりも1歳年上だもん。それに彼は女性好きみたいですからね。向こうでもきっといっぱい作りますよ」
最後に綾部への“惜別のエール”をこう語った。
「人は目標なしでは生きていけない。だからどんな困難があろうと、常に前進あるのみです。最近の日本人って、みんな世界で活躍しているじゃないですか。私が若いときには考えられなかったこと。もし私も若かったらポーンと行っちゃってるわ」
恋する乙女の悲しき胸中が垣間見えたようだった――。