各局が視聴率でしのぎを削る「ワイドショー」。その勝敗を大きく左右するのが“番組の顔”であるMCだ。そこで本誌は、ワイドショーのメイン視聴者である、35〜55歳の主婦100人に緊急アンケートを実施。好きなMC、苦手なMCを調査し、それぞれのベスト3を発表!さらに、ワイドショーに詳しいコラムニストのペリー荻野さんにも参加してもらい、解説をお願いした。
■好きなMC
【第1位】井ノ原快彦/『あさイチ』(NHK)
「爽やか」(38歳)、「清潔感がある」(44歳)、「朝からほのぼのできるキャラ」(41歳)。イノッチを悪く言う意見はなんとゼロ。好感度No.1!
「ジャニーズということもありますが、イノッチ自身が家庭人であることが大きい。決してシャシャリ出ないし、本人がそのつもりがなくても、ボケてしまうのが見ていて楽しい」(ペリーさん)
【第2位】羽鳥慎一/『羽鳥慎一 モーニングショー』(テレビ朝日系)
「安心感、安定感」(36歳)、「勉強している!」(48歳)、「出しゃばらない」(51歳)。
「局アナからフリーになるぐらいだから、毒は持っていると思いますが、あんまり出さないですね。よく比較される安住紳一郎アナが毒舌なので、かぶらないように意識しているのかも」(ペリーさん)
【第3位】加藤浩次/『スッキリ!!』(日本テレビ系)
「自分の意見をはっきり発言している」(40歳)、「市民目線」(52歳)。だが、お笑いキャラが強すぎという意見も多数あり。
「男気の人ですよね。女子は自分が持っていない“男気好感度”に弱いんです。自分が付き合いのある芸人の話題に、けっこう毒を吐きますが、それ以外では抑えているような感じも」(ペリーさん)
■苦手なMC
【第1位】坂上忍/『バイキング』(フジテレビ系)
「毒舌すぎる」(49歳)。毒舌っぽく聞こえるが、じつはほとんどが正論。
「好きか嫌いかがはっきり分かれる人ですね。まるで直球で飛んでくる毒矢のような……。反論されてもオレは言うべきことは言う。そんな真っすぐでブレない人です」(ペリーさん)
【第2位】小倉智昭/『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)
苦手票が多いものの「話す内容が的確」(54歳)、「知らないことは知らないとはっきり言う潔さ」(47歳)という意見も。
「自分に振って自分で答えるようなタイプ(笑)。発言がよくネットでニュースになりますが、それだけ、何かとんでもない発言をするかも……という期待感があるのでしょう」(ペリーさん)
【第3位】宮根誠司/『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ系)
「関西のノリが面白い」(39歳)、「自己中心的な感じがちょっと……」(52歳)と、好き嫌いがはっきり分かれるキャラ。
「レポーターの解説を受けて、“そりゃないやろ”と言いたげに苦笑することがときどきある。私はこれを“言葉なき毒舌”と言っています(笑)。意見を過度に主張せずにクスッと苦笑い。この無言の毒舌を皆さんにもチェックしてもらいたい(笑)」
はたしてこの中で、ワイドショー戦国時代を生き抜くMCは誰なのか?