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タレントの関根勤(63)が18日、NHK「スタジオパークからこんにちは」(毎週月から金曜・午後1時5分~)に出演し、理想の親子関係を保つ秘訣を語った。

 

関根は1974年、大学在学中に出演したテレビ番組で現・所属事務所社長に見出され、芸能界デビュー。千葉真一・ジャイアント馬場・長嶋茂雄など、これまでやり手のいなかった人物のモノマネで次第に注目される。その後、バラエティ番組を中心に第一線で活躍。また、妻や娘でタレントの関根麻里(32)を愛する家庭人としても知られ、老若男女問わず根強い人気に。関根は良好な親子関係を築く子育て術を次のように語った。

 

「ボクは麻里が生まれたころ、(仕事も少なく)ヒマだったんですよ。週に5日、家にいましたから、ずーっと一緒にいました。でね、“とにかく自分にできることは何かな?”と思ったんですよ。そしたら、“世の中って楽しいな!生きてて楽しいな!”って、子どもに思ってほしかったんです。いっぱい笑って楽しかったりすると、学校に行って友達とちょっともめたとか、先生とそりがうまく合わないとかあっても、“うちに(帰って)来るとチャラになるよ”、そんな父親になりたいなって思って。とにかく、笑わせたんです」

 

娘を笑わせる子育て術には、関根の“自分の娘を笑わせられないような人間が、人様を笑わせられるか”との芸人としての思いもあったという。

 

「でもね、笑わせているだけじゃダメじゃないですか。イジメ問題とかいろいろあるじゃないですか。で、“自分の娘、イジメられないかな?”、“イジメる側に行かないかな?”とか心配しましてね。親に言わない人が多いらしいですね、イジメられても。それが手遅れになるのがイヤだったから、小学校3?4年生のときに、『お父さんは、君が全てだ。君のためなら死ねる。そういう気持ちで生きているんだから、もしイジメられたりしたら絶対言ってくれよ。なんとかするから』と。そう“味方だからね。いつも、見ているよ”と(いう自分の気持ちを)口に出して伝えっていったんですよ」

 

最後に、関根は子育てにおいて「妻をほめる」ことの重要性をこう話した。

 

「ほめるっていうか、当たり前のことを言うんですよね。たとえば、掃除してキレイになってたら『今日、掃除してくれてありがとう。すごく気持ちがいいね』とか、ごはん作ってもらうと、娘に『お母さんにごはん上手でよかったね。おいしいね』とか。ようするに、当たり前だと思ってるんだけど、やっぱり、お母さんにとって家事って大変なんです。ボクもやったことあるんですけど。『ありがとう』と一言、言うことによって奥さんの気持ちがね、“ああ、この人はわかってくれてる”っていうふうに。お父さんがいないときには、子どもは誰と一緒にいるかということを考えてほしい。お母さんと一緒なんです。お母さんが夫に対してイライラしてると、そのイライラはどうしても伝わるんですよね、子どもに。ぼくは、そこをゼロにしたかったんです」

 

そんな娘との接し方が、誰もがうらやむ理想の親子関係を築き上げていったようだ。

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