12月4日、テレビ朝日系「あるある議事堂」(土曜・深夜2時15分~)でお笑いコンビ・X-GUNの西尾季隆(46)がピコ太郎の誕生秘話を語った。
番組には、世界中で大ブームとなったピコ太郎が羨ましい「ボキャブラ芸人」4人が出演。「ボキャブラ芸人」とは、90年代の大人気番組「ボキャブラ天国」(フジテレビ系)に出演していた芸人のこと。その中には現在活躍している「爆笑問題」「くりぃむしちゅー」「ネプチューン」、そして、ピコ太郎のプロデューサー古坂大魔王(43)がいた。西尾は「ピコ太郎ブームは正直死ぬほど悔しい!!」として、次のように話した。
「古坂とボクはデビューのときから友達で。家も近所で、しょっちゅう遊びに行っていたんです。ボキャブラ時代は『ようやく一緒に売れたね!』みたいな話をして、(「ボキャブラ天国」が終了して仕事も減り)ダメになったときも『にしやん(西尾のこと)どうすんの?40歳過ぎて50歳になって……これからどうする?』というような話を2、3年前までしてたんですよ。そんな話をしてたのにバーンと売れて。あれ(「PPAP」)は(古坂が)『R-1ぐらんぷり』に出るためのきっかけとして作っただけで。話題になればいいなと。それが、ジャスティン・ビーバーのおかげで億は稼いでいるでしょう」
ピコ太郎の世界的大ヒットを受け、西尾は独自にピコ太郎の総利益を算出してみたという。
「1回、YouTubeで再生されると0.1〜0.5円が入ると。ボクが調べたときは2億回(再生)ぐらいだったので2,000万円。そして、いろいろな関連のものもありますので。『PPAP CAFÉ』も腹が立ちすぎて見に行きました。(そしたら)入ってる、人が!」
嫉妬しているのがイヤだった西尾は、LINEで本当の気持ちを古坂に《嫉妬の気持ちがある!》《正直、羨ましい!!!》《でも、本当に良かったな!!》と送ったそう。すると、古坂から《逆の気持ちを考えたら僕には想像できない…》《けども、にしやんにそう言ってもらえたのはスゴくうれしい!》という返信がきたという。最後に、西尾はピコ太郎と古坂大魔王に関するこんなエピソードを明かした。
「ピコ太郎と古坂大魔王には格差があるらしくて。売れているのはピコ太郎、プロデューサーは古坂大魔王なので、ピコ太郎のときは現場にマネージャーが8人くらい来るんですって。とりまきがすごいらしくて。でも、古坂のときは現場にマネージャーが0人なんです」
そんな、待遇の違いに古坂は半笑いで「いや、わかるだろう?ピコ太郎とオレ(同じ人だって)わかるだろう?」と西尾に話しているという。