12月上旬の朝9時前、東京都内の自宅から長男(4)の手を引いて車に乗りこむ父親の姿があった。松山ケンイチ(31)だ。
続いて昨年7月に生まれた次男(1)をだっこヒモで胸に抱き、動きやすいよう髪をポニーテールに束ねた小雪(39)が乗車。夫婦そろって子供たちをプレスクールに送っていった。仲睦まじさが伝わって来る光景だ。
この日、子供を送り終えると、小雪は夫と別れて単身、仕事現場に向かっていった。
「まだ発表されていませんが、じつは来年1月からフジテレビで小雪さんの主演ドラマが始まるんです。伊藤淳史さんと共演する恋愛ものと聞いています」(テレビ関係者)
枠は日曜夜9時の“激戦区”。裏にはTBS『日曜劇場』などの人気番組が並び、フジのドラマは苦戦を続けてきた。
そして今回、その『日曜劇場』で放送されるのがSMAP解散後の木村拓哉(44)の初仕事となる主演ドラマ『A LIFE~愛しき人~』だ。それだけでも小雪には“強敵”となるが、じつはこのドラマには、夫の松ケンが重要な役どころで出演している。
つまり新年早々、夫婦がフジテレビとTBSに分かれて3カ月間、視聴率争いを繰り広げるというわけなのだ。
3人の子育てに忙しかった小雪は最近、思うようなドラマ出演ができていなかった。
「今回は、出演を迷う小雪さんの背中を、松山さんが押してあげたそうです。昨年の彼女は、1月に脇役で『フラジャイル』に出演したあと、5月に単発で主演ドラマに出たくらい。小雪さんとしても、“連ドラ主演”のオファーは魅力大です。夫の裏番組ということは気になったでしょうが、今回ばかりは、“あなたの仕事よりも私を優先させてね”という決断をしたのかもしれませんね」(プロダクション関係者)
夫婦ドラマ対決の軍配はどちらに上がるのか――。